
【池原照雄の単眼複眼】期待値を超えるトヨタのインド向け廉価車
トヨタ自動車が新興国向けエントリーモデルとして2010年末からインドで生産・販売を開始した『エティオス』に試乗した。

【池原照雄の単眼複眼】トヨタ300万台死守には痛みも伴う
トヨタ自動車が国内生産の強化に向け、車体メーカーと部品子会社の再編に乗り出す。この方策により、豊田章男社長は国内生産300万台を守り抜く方針を明快に打ち出した。再編ではグループ3社の統合も行われるが、雇用は維持する。

【池原照雄の単眼複眼】変則の夏、基幹産業の躍動が始まった
先週から木・金用への休日振替が始まり、自動車業界は「節電と生産回復の両立」(志賀俊之日本自動車工業会会長)を目指した変則の夏に突入した。

【池原照雄の単眼複眼】隠れた数字がでかい「日産パワー88」
日産自動車が2011年度から16年度までの中期経営計画「日産パワー88」を公表した。ふたつの「8」は、いずれも%で示す世界シェアと売上高営業利益率の目標値だ。

【池原照雄の単眼複眼】NMKV、前例なきプロジェクトの成否を握るのは
日産自動車と三菱自動車工業の折半出資による軽自動車の商品企画会社NMKV(東京都港区)が35人の陣容で事業を開始した。資本のつながりがない企業が、共同で開発から生産まで取り組むという日本では前例のないプロジェクトとなる。

【池原照雄の単眼複眼】三菱のEV、車種拡充で採算ラインに接近
三菱自動車工業が電気自動車(EV)の拡充に動き出した。今夏に国の補助金を控除すると購入者の負担が200万円を切る『i-MiEV』の廉価タイプを投入するのに加え、軽自動車をベースにした商用車モデル2タイプも年末に売り出す。

【池原照雄の単眼複眼】サプライチェーンの問題点と対策
日本メーカーの国内外の自動車生産は、企業差はあるものの予想外のペースで回復してきた。各社が独自あるいは協力して進めた部品のサプライチェーン修復支援が奏功している。

【池原照雄の単眼複眼】SIM-DriveのEV試作、オープンソース方式で着実に前進
電気自動車(EV)の世界的な普及を目指し、先行開発車の試作企業として2009年8月に発足したSIM-Drive(神奈川県川崎市)が着実に事業を展開している。5月に1号車の『SIM-LEI』を発表したのに続き、来春の完成を目標に2号車と改造車(コンバージョンEV)の開発を進めている。

【池原照雄の単眼複眼】相互補完も可能なトヨタとホンダのスマートグリッド
ホンダが自社製の太陽光発電システムやコージェネレーション(熱電併給)ユニット、電動車両などを組み合わせた「スマートホーム」を構築し、来春からさいたま市で実証実験を行うことになった。

【池原照雄の単眼複眼】日本各社、下期増産で前期並み確保も可能に
自動車メーカー各社の今期(2012年3月期)業績予想は、生産動向が不透明なことから全社が開示を見送った。しかし、決算発表時に示された当面の生産見通しや正常生産への復帰時期などから、通期のおおまかな生産レベルを見通すことはできる。