プリクラッシュセーフティ(PCS)というと、車両が危険を察知し、能動的な制御や動作によって衝突を回避、あるいは衝突してもダメージを最小限にとどめるという技術。
トヨタ東富士中央研究所にはバリア衝突、Car to Car衝突、ロールオーバー実験などができる巨大な実験施設がある。そこで、報道陣向けに車両同士によるオフセット衝突の公開実験が行われた。
トヨタの東富士中央研究所にて、安全技術に対する取り組みの体験・発表会が行われた。発表の目玉は、実車によるオフセット衝突の公開実験と、前日に発表されたPCSをさらに進めた走路逸脱回避システムの同乗体験などだ。
ダミー人形でも計測できないようなダメージの解析は、コンピュータシミュレーションが活用される。「THUMS」は、トヨタが開発したバーチャル人体システムだ。事故とそれによる人体への影響をコンピュータ上でシミュレーションするためのソフトウェアのことだ。
衝突実験では数十から場合によっては数百チャンネルものセンサーを搭載したダミー人形が欠かせない存在だ。トヨタでは、さまざまな衝突実験のために21種類、200体ものダミー人形を用意している。
日野自動車は26日、中型トラック『レンジャー』のプロペラシャフトに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
本田技研工業(ホンダ)は25日、『ストリーム』『クロスロード』『シビック』3車種のウォーターポンプに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
中国東部の浙江省温州で発生した高速鉄道の衝突、脱線事故は、死者が43人に増え、負傷者が210人を超える大惨事となった。追突した車両は川崎重工業の技術を基に開発した車両だが……。
三菱自動車工業は22日、『パジェロミニ』、『タウンボックス』、『ミニキャブ』3車種のオートマチックトランスミッションに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
日産自動車は22日、小型トラック「アトラス」、いすゞブランドの「エルフ」、ニッサンディーゼルブランドの「コンドル」計3車種の電気配線に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。