『G-BOOK』端末は、OSに『WindowsCE Automotive』(以下CEオートモーティブ)を採用している。システムをWindowsベースとしたことで、従来型(I-TRONベース)のカーナビ以上の拡張性を持ち、コンテンツ作成などにも真価を発することになるだろう。
8月29日にマイナーチェンジしたトヨタ『プラッツ』のメーカーオプションのナビは、メーターセルの真下にモニターが位置し、ベストなポジション。
ホンダは2004年までに『インターナビ・プレミアムクラブ』対応機をほぼ全車種に設定。約30%のライン装着率を目指すとしている。だが、この中に軽自動車は含まれていない。メーカーオプションでインターナビ対応機は設定されないことになっている。
『G-BOOK』はパケット(データ)通信を利用して様々なコンテンツをダウンロードし、カーライフに活用することができる。通信を組み合わせることで多機能化を果たしたが、その反面、これまでのカーナビよりは操作が複雑となった。
10月に『WiLL VC』と同時に発表される予定の『G-BOOK』の基本契約料金の一部がわかった。
さまざまな機能/コンテンツ/サービスが期待できる『G-BOOK』。だが車載端末に限れば、もっとも基本的な機能はカーナビゲーションだ。カーナビ機能は通信契約を結ばなくても利用できる機能であり、ルートを引く演算は端末側で行なう。
クルマと情報機器の買い換えサイクルの格差。このジレンマを解決するために、G-BOOKは「パソコン的」なアプローチを取る。マイクロソフト社の車載情報端末向けのOS(基本制御ソフト)「Windows CE for Automotive」を使い、EタワーでSDメモリー内のOSを"バージョンアップ"できるようにするのだ。
G-BOOKは通信ユニットを内蔵しているという特長をいかしたセーフティ機能を搭載している。
様々な機能を搭載した『インターナビ・プレミアムクラブ』対応のDVDナビだが、ユーザーの立場でその凄さを実感するには、秋に発売が予定されている新型『アコード』の発売を待たねばならない。
使用中のカーナビの地図データを最新のものに入れ替えようとしたとき、意外な出費となってしまうのがディスク代。情報量が多いDVDタイプだと、地図の更新だけで2万円近い出費を覚悟する必要がある。しかし、インターナビならその心配は無用だ。