クルマと情報機器の買い換えサイクルの格差。このジレンマを解決するために、G-BOOKは「パソコン的」なアプローチを取る。マイクロソフト社の車載情報端末向けのOS(基本制御ソフト)「Windows CE for Automotive」を使い、EタワーでSDメモリー内のOSを"バージョンアップ"できるようにするのだ。
また、Windows CE for Automotiveではソフトウェア的な機能は簡単に追加できるので、新しい機能や地図、さらには操作メニューのアニメーションキャラクターまで、Eタワーや通信経由でSDメモリーカードに直接"インストール"できる。
しかし、OSのバージョンアップによるアップグレードには懸念もある。
例えば2年前のパソコンを最新のWindows XPにバージョンアップする事はできるが、快適には動かないだろう。それと同じように、Windows CE for Automotiveもバージョンアップにともなって肥大化し、古いG-BOOK端末では快適な動作が望めなくなるのではないか。