トヨタ自動車は、ビッグデータを基に加工した交通情報や統計データなどを、自治体や企業が交通流改善の提供や防災対策などに活用できる「ビッグデータ交通情報サービス」を開発、6月3日より、全国の自治体や一般企業を対象に利用の申し込みを受け付ける。
トヨタ自動車のビッグデータサービスは、クラウドサービスのプラットフォームとして提供される。このサービスの利用料金は、自治体・企業向けでは、標準サービスで1ライセンス月額20万円。発行ID数は50あり、何人かでサービスを共有して使うことが可能だ。
ビッグデータの恩恵を個人にも提供する、それが新スマートG-BOOKだ。これはiPhoneやAndroid搭載のスマートフォンに専用アプリをダウンロードすることで利用できるもので、ゼンリンデータコム製のナビエンジンを利用してトヨタメディアサービスが開発し、提供する。
2002年のG-BOOKから始まったテレマティクス搭載車は10年間に累計330万台となり、その中でも常時通信を行う通信モジュールDCM(Data Communication Module)を搭載する車両は70万台にのぼる。
ドイツの高級車メーカー、アウディは5月22日、駐車料金をワイヤレスで決済するサービスの実証実験をドイツで拡大すると発表した。
スバルXVハイブリッドに搭載されるアイサイトには、新たに「ECO-C(エコクルーズコントロール)」が組み合わされる。これは、「アイサイト」とハイブリッドシステムを協調制御させるシステムで、動作時は最大で約10%程度の燃費向上が期待できる新装備だ。
日立製作所は、車載情報システム「テレマティックス通信ユニット」(TCU)に蓄積されている走行履歴情報などを分析・加工して、クラウドで提供する「日立テレマティクスデータ加工配信サービス」を開発した。
日産自動車は5月15日、損害保険ジャパンが提供する新自動車保険向けに、電機自動車「リーフ」のプローブ情報の外部提供を開始すると発表した。
NTTドコモは、ITSテレマティクス分野への事業参入に向けてパイオニアとの業務・資本提携に合意したことを発表した。
クラリオンが出展したのは大型トラックが所狭しと並ぶホールN2の一角。出展で目玉となったのは、今年度末頃にリリース予定とした独自のテレマティクスサービスだ。クラリオンはこのサービスの提供によって激戦が続く中国メーカーとの差別化を一気に広げたいとする。