『FUGA』(フウガ)は“モダンな和”をテーマにデザインしたインテリアを持つコンセプトカー。『スカイライン』や『フェアレディZ』で採用される後輪駆動のFMパッケージを採用しており、時期『セドリック』『グロリア』とも噂される。
トヨタ『NLSV』は等身大のクルマ選びに応え、便利で使いやすいがコンセプト。「クールモダン」がデザインテーマだが、実は「中性的」なクルマだった。
日産自動車のカルロス・ゴーン社長は、今回出品したコンセプトモデルなどの日本市場投入計画を明らかにした。コンパクトコンセプトの『Cノート』は、これをベースにした新型車を来年に、米国で先行投入したSUV『ムラーノ』は来年秋にといった具合だ。
新型ホンダ『オデッセイ』(17日発表)には、ステアリング舵角に連動してヘッドライトユニットが向きを変え、カーブや右左折の時に進行方向を照らすAFS(アダプティブ・フロントライティングシステム)が、Sを除いたグレードにオプション設定されている。
トヨタはトヨタブースに加えてレクサスブースを設置した。もちろん同社初の試みで、2005年に展開が始まる国内新販売チャネル「レクサス店」のブランドイメージを定着させる目的もあるものと思われる。
スズキの軽量コンパクト4輪車『Sライド』は、2輪車のパッケージをベースにした軽自動車。2輪車と4輪車の便利を融合させたコンセプトカーとなっている。
1980年代に1リットル3気筒という超小型ディーゼルを実用化、世界から注目されたダイハツが、このモーターショーで乗用車用ディーゼルエンジンの限界といえる660ccディーゼルを出品し、ふたたび話題を集めている。
環境技術というイメージの強いハイブリッドシステムだが、電気モーターは低速トルクの大きさではガソリンエンジンをはるかにしのぐ。その特性を利用してトヨタが製作した電動4WDオープンスポーツモデルが『CS&S』だ。
市販前提と言われているトヨタ『クラウン・コンセプト』には、速度表示やナイトビューの映像を投影するヘッドアップディスプレー(HUD)が搭載されている。高級車にふさわしい装備=情報機器の充実と考えたようだ。
販売が長らく低迷していた三菱自動車だが、今回のモーターショーでは元気を見せ付けた。三菱の反転攻勢のために何より必要なのは魅力的な商品だが、三菱は魅力的なコンセプトモデルと新パワーユニットの両方をモーターショーで披露、その道筋をアピールした。