VW『ポロ』は『ゴルフ』と並んで、もっとも日本に根付いたドイツ車、輸入車と言える。ゆえにガイシャ感、特別なクルマに乗ってる感は残念ながらほとんどない。しかし、その常識を覆すポロが出現。そう、新型『クロスポロ』です。
新型『マーチ』はタイ製ということで懸念された安っぽさはなかった。室内の仕上げはほどほどだが、3気筒エンジンはなめらかで遮音も行き届いているし、副変速機つきCVTのおかげもあって3シリンダーらしいパンチ力が心地いい。
『アクセラ』『ビアンテ』に続いて採用したアイドルストップ「i-stop」は、新型『プレマシー』でも売りのひとつだ。ただしマツダのシステムは、ホンダの『インサイト』『CR-Z』に比べるとエンジンが止まる状況がやや限られている。
オリジナル『ミニ』は、1950年代半ばに起こったスエズ動乱が引き起こした原油価格の上昇がきっかけで生まれた。つまりエコカーだったのだ。その精神が最新テクノロジーとともに復活した。
『XV』とはクロスオーバー・ビークルの略。黒い樹脂製オーバーフェンダーやルーフレールが「気分」を盛り上げてくれるが、最低地上高やタイヤサイズは普通のインプレッサと同じ。
プレミアムコンパクトというジャンル、歴史や文化に長けたヨーロッパ車にしかできない芸風だとあきらめていたけれど、ジュークを見たら「これって日本流プレミアムコンパクトでは?」と思えてきた。
タイから「輸入」された新型の日産『マーチ』。生産拠点が日本からタイに移ったこと以上に大きな変化があることを、ボクはそのデザインに感じる。
これほど注目度の高い国産コンパクトもそうない。横浜市街、アクアライン、海ほたるPA、千葉房総半島のどこを走り、どこで止まっても視線がイタい。
日産『ジューク』の販売が好調だ。某ライバル社のエンジニアから「どうしてですかね?」と問われて、ボクが答えたのは「それだけ世の中に欲求不満がたまっているということ」。エコだ、実用だ、と建前ばかりがまかり通る風潮に、ジュークのデザインが風穴をあけた。
日本市場へのお目見えは「2011年中」(VGJ)という新型『シャラン』にミュンヘン近郊で試乗した。全長×全幅×全高=4854×1900×1720mmのボディサイズは国産Lクラス並だが、スクエアで威圧感のないスタイルのため、大きさへの抵抗感は皆無。