先代『アルトエコ』の魅力は徹底した軽量化をはかり、転がり抵抗を高めるためエコタイヤに空気をパンパンに入れても、乗り心地を犠牲にしていなかった点だ。
同じDセグメントの輸入セダンやワゴンに乗るたびに、「『アテンザ』でいいじゃん」という気持ちを抱いていたのは僕だけではなかった。旧型はBMW『3シリーズ』などの輸入車と比較して買うユーザーが半分を占めたという。
やばいくらい広い『ウェイク』である。運転席に座ったとたん、ふりそそぐ日差しが車内のすみずみにまで入り込み、サンルームのなかにいる気分だ。運転席の前にあるフロントウィンドウからの景色といったらどうよ? どこかの展望台からながめているような気分にすらなる。
軽自動車というジャンルは日本固有のものである。ボディサイズとエンジンキャパシティーが制限され、パフォーマンスは自主規制。なんとなく歪な車両が出来上がっている。
売れ筋ミニバン、『ヴォクシー』『ノア』の末弟として登場したものの位置づけとしては高級グレードになり、兄弟下克上の『エスクァイア』である。
CX-5は国内向けも海外向けもほぼ同じエクステリアなのだが、ハニカムメッシュだったグリルを水平基調のフィンとし、ヘッドランプをデミオ同様のLEDで眼差しを表現するスタイルとするなど、魂動デザインの最新モードを身につけたことで、ぐっと精悍になったのだ。
大幅なマイナーチェンジが実施されたポルシェ『カイエン』。そのラインナップで最も注目される存在といえるのが、プラグインハイブリッド車(PHV)の「カイエンS E-ハイブリッド」だ。
1995年に登場した『ムーヴ』、今回のモデルが6代目だという。20年で6度目のモデルチェンジということは、1世代あたり4年未満。これは相当にモデルチェンジサイクルが早い。
起動がボタンではなく昔ながらのキーを捻る仕組みとは! 続けてセレクターを“D”にすれば発進可能。EVなのにあえて素朴にそうしている風なところが、まず気に入った。
アメリカを代表するスペシャリティカーの『マスタング』がフルモデルチェンジを受けた。日本仕様車は2015年中盤から輸入が始まるが、それまで待てないというユーザー向けに、50周年記念特別限定車が販売されることになった。