2015年モデルの『V40 T5 R-DESIGN』は、ボルボの新世代・新開発4気筒2リットルターボとアイシンAW 製8速ATを得て、まさに生まれ変わった。その洗練された高性能ぶりには目からウロコが落ちる。
とにかく走らせやすくなった…が、感想。2008年の導入当初からずっとラインアップされる1.2リットルモデル。ともすれば2気筒ツインエアが主役に思われがちだが、なかなかどうして、地道に進化を遂げている。
のっけからお金の話で恐縮だが、車両本体価格3333万円。オプション込みの価格は3932万7000円だというこのクルマ。ロールスロイス『レイス』という。恐らくロールスロイスが作り出した初の、ファーストバックを名乗るボディ形状を持つクルマだ。
『508 SW』に近い風格…そんな実車の第一印象は数字でも証明されている。ハッチバックが先代よりコンパクト化したのに対し、SWは全長で+70mm、ホイールベースで+20mm、それぞれ先代よりサイズアップしているからだ。
BMW 『M5』に初めて試乗した。先代はF1にも似た官能的サウンドをまき散らすV10エンジン搭載モデル。しかし、新しいM5はパワー、トルクともに上回るV8ツインスクロールターボ搭載だ。以前からその過激な走りの話は聞いていたが、まさかここまでとは…。
ほぼほぼスポーツカー。『ルーテシア(クリオ)』は本国フランスでもトップセールスを誇るBセグメントの実用車。けれど走りの爽快さ、気分のよさにかけてタダ者ではないところが、最近のルノーらしい。
走行性能や快適性という点では長所が短所を大きく上回る『i-MiEV(アイミーブ)』だが、ドライブを進めるにつれ、ネガティブな面も見えてきた。
ポルシェ『911』には昔から、通常のモデルとは別に、そのままサーキットも走れるような硬派な高性能モデルが存在した。空冷エンジン時代には「カレラRS」がそれだったが、水冷エンジン搭載車になってからは「GT3」の車名を与えられているのがそれだ。
トヨタの5ナンバーミニバンラインアップに『ノア』『ヴォクシー』についで3タイプ目となる『エスクァイア』が追加された。
何しろプレーンなスタイルが、ジワジワと味わい深い。フロントからテールランプに向けて通したショルダーの張り、スポーツカーのように低く身構えたスタンスに見えるリヤビューなど、実は見どころが多い。