プジョー『207』に「SW」が追加されたときに気づいたのだが、シリーズ中でSWはこういう位置づけにするというプジョーの狙いが見えてきた。そしてそれは、この『308SW』で、さらに巧みに適用され、SWとしてのIDがはっきりしたのではないか。
VW『トゥアレグ』に代表される輸入車SUV市場は、500万円以上というプレミアムな価格帯の車種が占めていたが、『ティグアン』のような、300万円台のコンパクトSUVは日本初上陸となる。
プレミアムという言葉からイメージするのは、高級ブランドのクルマたちだ。そんな前提からトヨタ『iQ』を評価すると「かなり違うゾ」ということになりかねない。でも、プレミアム=高級ではないハズ。
実は我が家の次期購入車の候補としてトヨタ『iQ』を考えている。現在、軽自動車を1台所有しているのだが、車庫が縦列駐車なので前に駐めるクルマの全長が限られてしまう。
トヨタ『iQ』プロトのルックスはなかなか良い。第一に“賢そう”だし、お洒落で“クラスレス”な雰囲気。インテリアもお洒落。もっとお洒落度が高くても良いのに、トヨタらしく抑えている。
全長3m以下と言えば、誰だって『スマート』の対抗馬だと思う。でもトヨタ『iQ』はコミューターではなくてミニマム乗用車って感じ。まあスマートだって必死こいてアウトバーンも走るわけだから、安定性が高いのは良い事だ。
トヨタ『iQ』プロトタイプの第一印象は、だいぶこなれてしまったなというもの。コンセプトカーの斬新さは薄れて、随分トヨタ車っぽくなった。とは言いつつも、やはりこのプロポーションである。街を走り出せば、十分目をひくには違いない。
初対面のトヨタ『iQ』は思っていた以上に小さかった。全長は360cc時代の軽自動車サイズだ。ただし、全幅は小型車枠ギリギリの1680mmまで広げられている。驚かされたのはドアの大きさだ。
事前情報だけの時点では、デザインや話題性優先のキャラクターグッズ的なイメージを抱いていました。でも実際に触れてみると、トヨタ『iQ』はクルマとして真面目に造られ、完成度も高いと強く感じました。
新しい乗り物に出会った気分。でも縦横どちらから眺めたところで、後席は飾りにしか見えないな〜? と思っていたら、意外と座れちゃってビックリ。まずは高効率パッケージの名前はウソじゃないと感動させてもらいました。