レクサス『GS』と共通プラットフォーム(車台)を使いながら、お約束の「日本最適化」を守った13代目『クラウン』。ホイールベースはGSと同じだが、ボディ全幅は1.8m以下に収めた結果、ぎりぎり日本のタワーパーキングにも収まる。
ランボルギーニの親会社がわざわざつくった新生スーパーカー。300km/hを超す最高速を始め、動力性能はスーパーカーそのものだが、「爆走」的凶暴さいっさいなし。
420psの8気筒エンジンをふたり分のシート背後にミッドマウント。しかも、そんなモデルの初試乗の舞台は濡れた高速サーキット……、となれば、そこでは「いかなるじゃじゃ馬ぶりに手を焼かされるのか」と嫌でも心配になってしまうもの。
アクセルONとともにほとんど間髪を入れずに力強い加速を始めるさまは、さすがは電気モーターアシストの成せる技。
単なるSUVではなくSUVとハッチバック車のクロスオーバーモデルとのことだが、後から登場した『エクストレイル』との売り分けがどれくらいうまくいくかが注目される。
ボディが大きくなってしまったのはやや残念だが、SUVとして見ると全体によくできたクルマだと思う。
2リッターの標準エンジンを搭載したモデルの走りはあまりにも平凡。これといって不満があるわけではないが、魅力的に思える部分もほとんどない。
走り始めた瞬間に、目からウロコがポロポロと落ちるようなしなやかでフラット感溢れる乗り味にまずビックリ。
大きな売り物である“ツインクラッチSST”の仕上がりにまず感心。
今回の『デミオ』はボディをコンパクト化すると同時に100kgもの軽量化を図っている。