「こりゃ逆長方形だ〜!」いわゆる普通のクルマの縦横比を逆にしたようなカタチは、新しい乗り物に出会った気分。
でも縦横どちらから眺めたところで、後席は飾りにしか見えないな〜? と思っていたら、意外と座れちゃってビックリ。まずは高効率パッケージの名前はウソじゃないと感動させてもらいました。
ひと晩明けて外で眺めると15インチのタイヤがものすごく目立ち、このホイールベースの長さじゃピッチングはどうなのよ〜? とかなり心配しましたが、これがまったく問題ナシで再び感動! コーナリングではアクセルオフでニュルッとリアが不安定になる動きを見せることがあるものの、それもホンの一瞬のことで基本的には安定感高い足回り。
これはスポーティに走っても面白いかも! とすっかり楽しんでしまったのでした。気になったのは、車幅とタイヤの位置の感覚が掴みにくいこと。というのも、シートリフターが付いてないので、私の体格だとウエストラインが高すぎて、周りがよく見えないんですよ……。ここはちょっと要改善ポイントと言えそうです。だってせっかく小さいんだから、狭い道もスイスイ走りたいジャン!
■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★
竹岡圭|モータージャーナリスト
自動車専門誌を中心に、女性誌や一般誌、インターネット(ウェブ媒体)、TV、ラジオ等々、さまざまな媒体において、執筆者/レポーター・コメンテーターとして活動している女性モータージャーナリスト。クルマのインプレッションやコラムなどの執筆はもちろん、チャイルドシートやカーグッズ、クルマ旅行など、カーライフ全般を女性の視点からレポートしている。COTY選考委員。