日本道路公団(JH)の藤井総裁はまた「作成したはずの財務諸表がどこにもない、というのは全く不思議な気がする」とも述べ、財務諸表を見たり、作成したと答えた職員を対象に調査を続ける考えを示した。
日本道路公団(JH)は会見の席上、疑惑の発端のひとつとなった片桐幸雄・四国支社副支社長を解任するとともに、片桐氏と「文藝春秋」の編集長、記者などを相手取り、名誉毀損の損害賠償訴訟を起こすことも明らかにした。片桐氏については、公団の懲罰委員会で正式に処分を決めるが、解任は避けられないと見られる。
日本道路公団(JH)の会見には、珍しく藤井治芳総裁が出席し、これまでの経緯などを自ら説明した。ただ「人心一新して新たなスタートを切るべきでは?」という報道陣に対し、「私は政府機関の一つをお預かりしている身で、与えられた期間は精一杯仕事をする」などとし、自分から辞任する考えのないことを強調した。
日本道路公団(JH)は25日会見し、片桐幸雄・四国支社副支社長が月刊誌『文藝春秋』で内部告発した「裏の財務諸表」に関する内部調査結果を公表した。政府の民営化推進委員会と同時期に発足した「民営化検討プロジェクトチーム」のメンバーを含め、問題の財務諸表に関わった可能性のある80人から聞き取り調査した。
大阪府警は25日、門真市内で発生した原付バイクによる事故の容疑者として逮捕した14歳の少年が、別の少年の身代わりとして出頭していたことが判明し、結果として誤認逮捕していた捜査ミスが生じていたことを明らかにした。
国土交通省は25日、国道や高速道路などの橋に使われている落橋防止装置の中間調査結果をまとめた。昨年、岐阜県が発注した落橋防止装置のアンカーボルトが規定より短かったことが明らかになり、国交省が同じ欠陥がないかどうか緊急調査していた。
24日深夜、東京都渋谷区で原付バイクに乗った20歳代前半と見られる男が通行人を追い掛け回し、ナイフで切りつけられるという事件が発生した。事件は短時間のうちにそれぞれ別の場所で5件が発生しており、5人が軽傷を負っている。
京都府警は24日、府内で自動車盗難被害に遭うことの多い車名を明記した「盗難被害車種別ランキング」を初めて公表した。車名を明らかにすることで該当車種の所有者に注意を喚起し、盗難防止に努めてもらうという狙いがあるようだ。
大阪府警は24日、交通事故によって負ったとされる傷を偽装し、多額の後遺障害保険金を騙し取っていたとして、すでに別件の保険金詐欺容疑で逮捕・起訴されている76歳と61歳の男を再逮捕するとともに、犯行に関わった別の男女5人も詐欺容疑で逮捕した。
警察庁と北海道警は24日、富良野市内の国道38号線で今月4日に発生した天皇・皇后両陛下の車列妨害事件について、当日の警備に関わった警察官への処分を見送ることを明らかにした。ただし、今後の警備体制については見直す必要があるとしている。