日本自動車工業会が発表した2003年第1四半期(1−3月)の日本メーカーの海外生産台数は、前年同期比13.0%増の203万9063台と大幅に伸びた。
日本メーカーの海外生産台数が急増したのは、国内自動車メーカー各社がアジア、欧州の各市場での現地生産を拡大しているためだ。さらに、日産自動車やトヨタ自動車が米国の生産工場を稼動する予定で、今後も海外生産台数は増加する見込み。
地域別では、アジアが同41.3%増の71万3450台、欧州が同15.0%増の32万982台だった。主力の北米は同4.2%減の80万9841台とマイナスだったが、これと中近東を除くと各地域とも好調に推移した。