2日夕方、岐阜県高山市内の国道41号で、対向車線側に逸脱した乗用車と、順走してきた路線バスが正面衝突し、さらに乗用車の後続を走っていた別のクルマも避けきれずに衝突するという多重衝突事故が発生した。1人が死亡、20人が重軽傷を負っている。
2日午前、岐阜県岐阜市内の幼稚園敷地内で、頭から血を流した高齢の男性が倒れているのを出勤してきた職員が発見、警察に届け出た。男性はひき逃げされたものとみられるが、直接の死因は凍死だった。
埼玉県警は2日、昨年12月26日に埼玉県川越市内で小学生を死亡させる事故を起こし、そのまま逃走していた24歳の男を業務上過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。「怖くなって逃げた」などと供述しているという。
1日深夜、静岡県沼津市内の県道沿いにある営業中のラーメン店に乗用車が突っ込む事故が起きた。客や従業員にケガは無かったが、クルマは大破し、乗っていた男女2人が死傷している。
1日早朝、青森県むつ市内の国道279号で、神社で行われた神事のため、リヤカーにみこしを載せて歩いていた列に乗用車が突っ込み、小中学生など15人が重軽傷を負う事故が起きた。飲酒運転が原因とみられている。
今年の自動車関連団体にとって、最大の関心事が道路特定財源の見直し問題だ。昨年12月政府与党が道路特定財源の一般財源化に関する基本方針をまとめたが、具体的な話になるとまだまだ詰めなければならないことが多い。
警察庁交通指導課は、全国で行われた「年末年始の初日の暴走」についての概要を発表した。全国の検挙人員は467人(うち逮捕者12人)。昨年より検挙人員で74人、逮捕者で12人の増加で留めることに成功した。
警視庁の「年末年始初日の出暴走対策取締り」で検挙されたのは28人だった。そのうち「逃亡の恐れあり」と逮捕に至ったのは2人。いずれも昨年12月30日夜8時から今年1月3日朝8時までの期間に都内で検挙された人数だ。
大黒ふ頭パーキングエリアの封鎖が、年末から年始にかけて行われた。この封鎖で神奈川県警は何を守ったのだろうか。1日未明3時過ぎ、パーキングエリアを追われた暴走車は大黒ふ頭を降り、鶴見警察署連絡所の目の前で約1時間にわたりルーレット走行を繰り返した。
年間死者6871人という低水準で抑えることのできた要因の1つが、最多発地域での死亡事故減少だ。北海道は前年比で82人、約2割死者数を減少させ、13年間死者数ワースト1という汚名を返上した。大阪府も45人減少させ、ワースト5圏外へ脱出した。