チューニングパーツメーカー・HKSが販売中の「Mastery ECU」シリーズにトヨタ『GR86』(ZN8 2021年10月~)とスバル『BRZ』(ZD8 2021年8月~)専用のフェーズ1とフェーズ2、フェーズ3(S/C)がそれぞれ新発売。
「Mastery ECU」は対象車種の特性に合わせてHKS製チューニングデータへの書換えを行い、さらにグレードアップした走りを実現できるECUのデータ置き換えプログラム製品。チューニングの度合いにより「フェーズ1」「フェーズ2」「フェーズ3」と内容が異なるが、いずれもオーダー後、使用中のECUをHKSに専用梱包箱で送付し、書き換えが終わったECUが返送されてくるシステムとなっている。
フェーズ1の純正ECUからの変更点は、スピードリミッターの変更で180km→300kmまでの車速に対応(ただしタイヤの速度記号まで)。ハイギアードなドライビングが楽しめる。
HKSの「Mastery ECU」シリーズフェーズ2ではフェーズ1のリミッター変更のほか、バルブタイミング・燃料・点火・スロットル等各MAPの最適化を行い、パワーアップを実現している。とくに中回転域の「トルクの谷」を大きく補うことで、最高出力は3kW(4ps)、最大トルクは6Nmのアップながら、高回転域においてもNAならではの“気持ちいい伸び”を体感できるものになっている。
フェーズ3(S/C)は「GT2スーパーチャージャーPro KIT」専用データとして、同社製スーパーチャージャーキット取り付け車専用に各種マップを最適化し、過給機の性能をフルに発揮させるものとなっている。低回転域からトルクの谷がなくスムーズにパワーが立ち上がり、最高出力は48kW(66ps)、最大トルクは95Nmと大幅なアップとなる。
GR86/BRZ用「Mastery ECU」の価格はフェーズ1が6万6000円、フェーズ2が9万9000円、フェーズ3(S/C)は13万2000円となっている(いずれも税込み)。





