チューニングパーツメーカー・BLITZ(ブリッツ)から、アイシンが開発した「モーションコントロールビーム」を採用した「B-MCB(ビー・エムシービー)」が新発売。第一弾の『GR86/BRZ』用が11月27日より販売開始される。
【画像】アイシン製「モーションコントロールビーム」を採用した「B-MCB」
「B-MCB」は、モーションコントロールビームによる車体変形の抑制と乗り心地の快適性向上を実現するボディ補強パーツ。モーションコントロールビーム(MCB)は、主にスプリング機構と摩擦機構により構成され、スプリング機構は荷重に対抗した反力を発生させることで車体の変形を抑制する。摩擦機構は減衰力により不快な振動を吸収するほかに、スプリング機構の変形抑制効果をさらにアシストする効果がある。
性能面では、ステアリング操作時にロール速度を抑制し車体の横揺れが減少、余分な操舵がなくなりトレース性が向上、路面の凹凸などを乗り越した際に車体の縦揺れ・横揺れ収束性が向上するという特徴を持つ。
アイシン製「モーションコントロールビーム」の構造
アイシン製「モーションコントロールビーム」を採用したブリッツの新商品「B-MCB」
ブリッツではサスペンション開発ノウハウを活かし、よりMCBの効果を体感できるよう、1台ずつ車種別で適切で効果的な装着位置などの専用開発を実施。通常車両だけでなく、同社の車高調パーツ・DAMPER ZZ-Rシリーズとの同時装着・相乗効果のテストも実施して開発が行なわれ、サスペンションアシストパーツとしても位置付けられている。
各製品には取り付けに必要なパーツと取付説明書のほか、アルミ製のブリッツロゴステッカーや、ブルーとレッドの専用カラーリングシートも同梱。DAMPER ZZ-Rシリーズやストラットタワーバーなどとの同時装着の場合にも、好みの組み合わせでエンジンルームをコーディネイトできる。
ラインアップはまず、GR86/BRZ(ZN8/ZD8)用より販売開始。フロント用は1000Nタイプ2本セット(税込み10万3400円)、リア用は1本売りで1000Nと3000Nの2つのタイプ(ともに税込み5万7200円)での販売となる。
B-MCB 『GR86/BRZ』用フロントキット今後はその他の車種についても順次発売を予定。開発予定車種として、レクサス『LBX MORIZO RR』、トヨタ『86(ZN6)』『GRカローラ』『GRヤリス』『アルファード/ヴェルファイア(30/40系)』、マツダ『ロードスター/ロードスターRF(ND系)』、ホンダ『シビック(FL1)』『シビックタイプR(FL5)』、ダイハツ『タント(650系)』『ムーヴ(850系)』などを順次開発予定としている。










