トラックで女児ひき逃げの男、知人の通報で逮捕

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埼玉県警は2日、昨年12月26日に埼玉県川越市内で小学生を死亡させる事故を起こし、そのまま逃走していた24歳の男を業務上過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。「怖くなって逃げた」などと供述しているという。

埼玉県警・川越署によると、問題の事故は2005年12月26日の午後0時35分ごろに発生している。川越市新宿町2丁目付近の国道16号と国道254号の交差点で、自転車用の横断通行帯を走行していた7歳女児の乗った自転車と、交差点を左折してきた大型トラックが衝突。女児は後輪に巻き込まれて即死した。

トラックを運転していた若い男は女児と一緒にいた母親に「すいません」などと謝った後、トラックを交差点の中央部にそのまま放置し、泣き喚きながら逃走。そのまま行方がわからなくなった。

トラックは福島県内の運送会社が所有するもので、警察が会社に問い合わせた結果、運転していたのは福島県会津美里町内に在住する24歳の男と判明。警察では男が埼玉県内に留まっている可能性が高いとみて、交友関係の洗い出しなどを進めていた。

2日未明に男の知人と名乗る女性から「さいたま市大宮区内のファミリーレストランにいる」との通報が寄せられ、同署員が現場に急行。男を緊急逮捕している。取り調べに対して男は「女児が倒れていて、怖くなって逃げた」などと話しており、警察では逃走中の潜伏先などについても調べを進める方針だ。

《石田真一》

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