初日の出暴走総括…雪の降った昨年とほぼ同じ

自動車 社会 社会

警察庁交通指導課は、全国で行われた「年末年始の初日の暴走」についての概要を発表した。関東管区警察局と都道府県警察延べ2万3000人を動員して取締りを強化した。期間は昨年12月30日夜8時から翌年1月3日朝8時まで。

山梨県河口湖を目指す初日の出暴走には、関東管区警察と近隣8つの警察本部が連携して一斉取締りを行った。また、国交省運輸支局や自動車検査独立行政法人の検査官との合同取締りを行った。

それらの結果、全国の検挙人員は467人(うち逮捕者12人)。昨年より検挙人員で74人、逮捕者で12人の増加で留めることに成功した。昨年は関東は雪で首都高速や中央道が通行止めになっている。また、取締り動員数が前年比で3000人少ないことを考えると、暴行行為は着実に減少しつつある。

暴走等参加人数を見ても顕著で、今年の参加人数は1920人、車両1282台。3年連続で減少している。ただし、参加人数が減少しているのに、110番通報件数は804件だった。昨年より109件増加している。規模は小さくなっているが、暴走行為が与える社会への影響は、比例して縮小しているとはいえないようだ。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集