9日夜、茨城県潮来市内の県道で、道路を横断していた75歳の女性が走ってきた乗用車にはねられて死亡する事故が起きた。警察では乗用車を運転していた30歳の男性から事情を聞いているが、機器操作に伴う前方不注意が事故原因とみている。
9日夕方、滋賀県東近江市内の県道で、走行中の軽トラックが道路左側の歩道に乗り上げ、歩道を歩いていた31歳の女性に衝突する事故が起きた。この事故によって、女性が腕に抱いていた生後8カ月の女児が死亡。女性も意識不明の重体となっている。
9日午後、北海道千歳市内の国道234号で、大型観光バスが路外に逸脱。道路左側の草地に転落し、横転する事故が起きた。この事故で乗客32人が打撲などの軽傷を負っている。漫然運転が事故原因となった可能性が高いとみられている。
9日午後、徳島県阿波市内の国道318号で、対向車線側に逸脱してきた乗用車が、順走していた大型トラックと正面衝突する事故が起きた。乗用車は大破し、乗っていた3人のうち2人が死亡。残る1人も重傷となっている。トラックの運転手にケガはなかった。
9日午前、三重県伊賀市内の国道163号で、緊急走行していた救急車と、青信号に従って交差点に進入してきた乗用車が出会い頭に衝突する事故が起きた。この事故で乗用車側の2人が重軽傷を負っている。
9日未明、山口県周南市内の県道を走行していた乗用車が交差点を左折する際に対向車線側へ逸脱し、そのまま民家の外壁と電柱に衝突した。この事故で乗用車に同乗していた1人が死亡し、運転者を含む3人が軽傷。民家の1人も軽傷を負っている。
警察庁は、ゆうパックなどの小包郵便物の集配車両については、違法駐車を取り締まることにした。ところがこの方針は実態からかけ離れる。郵便物の集配は、全国ほとんどの郵便局で、小包郵便と通常郵便を分けることなく集配している。
郵便集配に使用する車両の駐車規制除外見直しを受けて、日本郵政公社は「郵便物の種類に頼らず、道交法の趣旨に沿うべく努力を続けている」(経営管理部)と、記者取材に答えた。
警察庁は、郵便事業に使用する車両についても、駐車禁止を特別扱いしない方向で検討を始めた。郵便事業に使用する車両は、改正道交法施行以後も駐車禁止や進入禁止の規制除外対象になっていた。
8日未明、千葉県柏市内の常磐自動車道下り線で、第3車線(追越車線)を走行していたバイクに、第2車線から車線変更してきた普通トラックが突っ込み、2台はそのまま衝突した。バイクは転倒し、運転していた男性はトラックに巻き込まれて死亡している。