経営難に陥っているイタリアのフィアットは、グループが所有するフェラーリの株式35%を市場で売却する考えが明らかになった。売却益として約880億円を見込んでおり、負債圧縮に充当する。
三菱自動車は25日、東京都内のメルパルクホールで株主総会を開いた。出席株主は257人、発言は1人で、総会の時間は58分間だった。
GM(ゼネラルモーターズ)は韓国の大宇(デーウ)自動車再建のために受け皿会社を設立することになっているが、スズキは25日、この新会社に出資することでGMと基本合意したと発表した。
日産自動車は25日、来年春に稼働する米国新工場の生産能力を当初計画の25万台から40万台に引き上げると発表した。
日産ディーゼル工業は市販のキャパシター(蓄電装置)に比べ、エネルギー密度が約1.5倍程度の「スーパーパワーキャパシター」を開発。自社工場内での生産を開始した。自社のキャパシターハイブリッドトラックに搭載するほか、外販も行う。
前週末の米国株式の急落、急激な円高を受けて、全体像場は売り先行で始まった。しかし、日銀の円売り介入で1ドル=121円台で一服したことから、輸出関連中心に買戻しが入り、結局は反発。自動車株は高安まちまちとなった。
ダイムラークライスラーの北米クライスラー部門では経営建て直しの一環として、新車の開発コストを1台あたり5億ドル(約617億円)に削減する、という。ダイムラークライスラーでは年間のコストを120億ドル削減する、という大幅な改革を実施中だが、もっともコストのかかる部分にメスが入ったということらしい。
米国株式の先行きに対する警戒感に加え、海外投資家の売り越しが6日連続となった失望感から幅広い銘柄が売られる展開。全体相場は大幅反落となった。
日野自動車といすゞ自動車は21日、バス事業の統合について公正取引委員会から問題なしとの回答を受けたと発表した。これをふまえ両社は、事業統合に向けた準備作業を計画通り進める。
三菱自動車が発表した5月の生産・販売・輸出実績によると、総生産台数は前年同月比14.6%増の13万9251台となった。国内販売は低調だが、海外生産と輸出が好調で大幅に増えた。