日本自動車輸入組合が発表した8月の輸入車新車販売台数によると、前年同月比13.3%減の1万6404台となり、大幅に落ち込んだ。主力のドイツメーカー各社の販売が大幅に落ち込んだのが主因だ。
日本自動車販売協会連合会が4日発表した8月の車名別新車販売ラキング(登録車)によると、販売の復調が著しい日産自動車が『キューブ』など3車種のトップ10入りを果たした。同社の3車種のランクインは、2001年1月以来、1年7カ月ぶり。
米国株高を受けて買い先行で始まり、全体相場は4日続伸。自動車株は高安まちまちとなった。トヨタ自動車が3日続伸。「米国トヨタ自動車販売の布野幸利社長が米新車販売について楽観的な見通しを示した」とのニュースが市場に流れ、これを好感した買いが入った。
スウェーデンのサーブオートモービルは、『カブリオレ』(幌付)モデルの生産累計が20万台を達成したと発表した。
米国株高、海外投資家の買いを背景に、全体相場は3日続伸。こうした中、自動車株は円高を嫌気し、ほぼ全面安となった。軒並み安の中にあって、この日ハイブリッド車『プリウス』の新型車を発売したトヨタ自動車だけは、10円高の3300円と続伸した。
トヨタ自動車が新型『プリウス』に搭載した、新開発のハイブリッド「THS-II」の開発指揮に当たった瀧本正民専務(パワートレーン本部長)は、「近未来の夢」として、「すべてのトヨタ車にハイブリッドシステムを搭載したい」と述べた。
日米両国の景気回復期待を背景に、全体相場は続伸。平均株価は1年2カ月ぶりの10500円台を回復した。自動車株も全面高。
三菱自動車は、北米統括会社の北米三菱のピエール・ギャニオンCEO兼共同会長を更迭する人事を発表した。後任には、現代自動車アメリカのフィンバー・オニール社長兼CEOが就任する。
米国株高を背景に、全体相場は反発。株式市場では、中国関連の需要拡大で鉄鋼などの素材産業が人気化。「自動車各社の好業績は織込み済みで、当面はカヤの外」(大手証券)という声もある
トヨタ自動車系のアイシン精機は29日、タイの生産能力を増強すると発表した。建設中だった新工場が、9月1日から稼動する。トヨタがピックアップトラックおよび多目的車のグローバルプロジェクト「IMV」をスタートさせることに対応するもの。