不透明感の強い中、海外投資家と個人投資家の売りが続いたが、国内大手投資家の買いがわずかに勝り、全体相場は7日ぶりに小反発。前日のニューヨーク市場で円相場が一時1ドル=114円台に下落したが、自動車株は高安まちまちとなった。
トヨタ車体とアラコは、アラコの車両事業を分割しトヨタ車体に統合する契約を締結した。10月1日に統合する。
トヨタ自動車は、2004年3月期の単独決算が営業減益となったものの、連結決算が売上高、利益で過去最高となったことから、年間配当を45円とし、前期比9円増配すると発表した。
トヨタ自動車は、11日開催の取締役会で、自己株式を買い付けることを決議した。6月23日開催の定時株主総会で提案して承認を受けてから実行に移す。
トヨタ自動車は、11日開催した取締役会で、同社およびグループ企業の役員、従業員向けのストックオプションとして新株予約権を無償で発行することを決めた。6月23日開催の株主総会で提案する。
BMWは、2004年第1四半期の連結決算を発表した。新車販売が好調に推移し、当期純利益は前年同期比2.5%増の5億2300万ユーロとなった。
トヨタ自動車が11日発表した2005年3月期単独決算予想によると、営業利益は前期比16%減の7000億円としている。国内販売、輸出とも1%余り拡大させる計画だが、円高による為替影響を2400億円見込んでいることによる。
トヨタ自動車の荒木隆司副社長は11日、東京で決算発表の会見を行い、2005年3月期の連結業績について、「円高の影響を原価改善努力などで吸収し、前期並みの営業利益を確保したい」と述べた。
仏ミシュランは、日本でカー用品市場に参入すると発表した。まず、同社のマスコットキャラクター「ビバンダム」をかたどった芳香剤を15日に発売する。
ヤマト運輸は、雑誌に掲載された衣料品や雑貨の通信販売事業に参入すると発表した。2006年度には5億円の売上高を目指す。