トヨタ、円高でも前期並みの連結営業利益確保へ

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トヨタ、円高でも前期並みの連結営業利益確保へ
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トヨタ自動車の荒木隆司副社長は11日、東京で決算発表の会見を行い、2005年3月期の連結業績について、「円高の影響を原価改善努力などで吸収し、前期並みの営業利益を確保したい」と述べた。

04年3月期の営業利益は1兆6668億円(31.1%増)と4期連続の過去最高だった。これには一時的要因として、厚生年金基金の国への代行返上益が1070億円含まれている。

今期はこの部分がはげ落ちるものの、荒木副社長は「1兆6000億円は出したい」と語った。為替レートは1ドル=8円円高の同=105円を前提にしている。

今期の世界販売は前期を30万台上回る702万台と、初めて700万台の大台乗せを狙う。前期並の営業利益確保によって、前期に1兆1620億円(54.8%増)に達した純利益も引き続き1兆円台はキープされる見込み。

《池原照雄》

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