パナソニック「選択と集中」加速、自動車用ミラー大手の子会社売却、車載機器事業から撤退へ[新聞ウォッチ]

パナソニックのインテリジェントルームミラー(参考画像)
  • パナソニックのインテリジェントルームミラー(参考画像)

パナソニックホールディングス(HD)が大胆な「選択と集中」の構造改革に着手したという記憶に残るのは、もう四半世紀も前のことだが、その後も事業環境の激変などで、再三再四、大幅な修正に迫られているようだ。

パナソニックHDの傘下でスペインが本拠地の自動車部品大手フィコサ・インターナショナルを「3月末までに売却したことがわかった」と、きょうの読売が経済面のトップ記事として報じている。

記事によると、パナソニックはかつて車載機器事業を成長の柱と位置づけていたが、競争の激化で採算が悪化。「フィコサの売却で事実上、撤退したことになる」としている。

フィコサの創業は1949年、現在従業員9000人超を抱える自動車用ミラーの世界大手で、電子ミラーのほか、障害物をカメラで映して分析する画像認識でも優れた技術を持つという。パナソニックは車載機器事業の強化を狙い、2015年にフィコサと資本提携を結び、2017年には株式を追加取得して出資比率を69%に引き上げ、子会社化したという経緯がある。

しかしながら、競合企業の台頭で利益率が低迷し、保有する全株式をフィコサの創業家側に売却。2025年4~12月期にフィコサの株式評価損として426億円を計上したという。

パナソニックHDの車載機器事業は総売上高の2割弱を占めていたが、収益が伸び悩み、すでに車載機器を手がける子会社の「パナソニックオートモーティブシステムズ」を米投資ファンドグループに売却。“お荷物”の事業としてはフィコサが残っていた。

そのフィコサも3月末で手放したことで「今後は成長が見込めるデータセンター関連の蓄電システムや電材事業を中心に経営資源を集中させる」(読売)とも伝えている。

2026年4月17日付

●米イラン近く再協議、米報道官「パキスタンで開催」 (読売・1面)

●株最高値5万9518円、日経平均 (読売・2面)

●パナ、車部品子会社売却、フィコサ データセンターに集中(読売・6面)

●繊維・塗料原料・タイヤ各社相次ぎ値上げ (朝日・6面)

●自動運転車「シェア25%を」成長戦略 (朝日・7面)

●ノルウェー新車95%EVに、燃料高中古車市場に追い風(毎日・3面)

●静かにEV商戦、日産、180万円台の「軽」ホンダ、中国から逆輸入 (毎日・6面)

●イエローの後継「ドクターS」東海道新幹線、営業用と兼務(産経・20面)

●観光バス生産調整、いすゞ・日野出資、塗装シンナー不足 (日経・13面)

●新世代のクルマ消費、コスパ良く夢のフェラーリ、若者、複数人や1日単位でシェア、車離れ?実は乗りたい(日経・15面)

●日産、奇端汽車と協議、英工場の共同利用で、FT報道 (日経・15面)

●元売り価格基に不当調整か、軽油カルテル、東京地検、詰めの捜査(日経・31面)

《福田俊之》

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