スカニア、日本国内の販売ネットワーク拡大…日本通運のNX商事が全国に4拠点開設へ

NX商事とスカニアが販売・サービスネットワークの拡大に向けパートナーシップを強化
  • NX商事とスカニアが販売・サービスネットワークの拡大に向けパートナーシップを強化

日本通運グループのNX商事とスカニアジャパンは12月1日、パートナーシップを拡大し、日本国内での販売およびアフターサービス体制を強化すると発表した。

12月1日より、東京エリアの既存サービス拠点をスカニア販売ディーラーへ更新し、NX商事の全国ネットワークを活用して仙台、横浜、長野、名古屋の4拠点を新たにスカニアサービスディーラーとして開設する。これにより全国のスカニアユーザーに迅速で高品質なサービス提供が可能となる。

両社は約5年前から協業を開始し、東京でのサービスディーラー運営を通じて体制強化を進めてきた。今回の拡大により、スカニアの製品力とNX商事の全国物流ネットワークおよび整備体制を組み合わせ、物流・輸送事業者の信頼性向上と運行効率最大化に寄与する。

スカニアジャパンのアラン・スーダン社長は「NX商事との連携により脱炭素化と顧客満足を追求し、共に日本での事業発展を推進する」とコメント。NX商事の西條久義常務は「強固なパートナーシップで安全で信頼性の高いサービス提供に努め、環境負荷低減や高度な整備サービスで持続可能な社会実現に貢献する」と述べた。

スカニアは1891年創業の世界的輸送ソリューション・プロバイダーで、2024年には約9万6000台のトラックなどを納入。売上は2兆1600億円相当で、20%がサービス関連事業である。NX商事は国内193拠点、海外11社を持つ高機能複合商社で、物流やエネルギー、自動車整備など多岐にわたる事業を展開している。

《森脇稔》

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