国内最大規模の鉄道分野に特化したビジネス展示会「第9回鉄道技術展」と、社会インフラのモニタリングや維持管理をテーマとする「第6回橋梁・トンネル技術展」が11月26日に開幕(併催)した。会場は千葉市の幕張メッセで、11月29日まで開催される。
鉄道技術展には過去最多となる616社・団体が参加し、1446小間の規模で最新技術を披露する。また、橋梁・トンネル技術展には46社・団体が出展し、計69小間となる(11月17日現在)。両展示会は2年に1度開催される国内唯一の大規模鉄道ビジネス展示会として、業界関係者から高い注目を集めている。2025年は平日開催に来場が難しい人のために、土曜日までの4日間開催となった。4日間で4万人の動員を見込む。
今回の鉄道技術展では、日立製作所が初出展し、鉄道事業者から利用者まで幅広い課題にデジタル技術で応える取り組みを紹介する。さらに、JRグループなど旅客鉄道会社各社が、最新の導入技術やサービス、今後の展望を示す展示を実施する。
会場では運転シミュレータを提供する音楽館をはじめ、各鉄道事業者によるAI関連技術の紹介やデモンストレーションが行なわれ、最先端技術に触れられる機会となっている。屋外展示では峰製作所によるレール溶接の実演など、臨場感のある作業を間近で見ることもできる。
アルパインのコンセプトシート(第9回鉄道技術展+第6回橋梁・トンネル技術展)最終日の11月29日には、鉄道業界の次世代人材との交流を目的としたリクルーティングイベント「鉄道業界探求フェア」も開催される。鉄道業界での仕事をめざす学生には、鉄道事業者と直接話ができ、仕事を知る機会だ。
鉄道ファン的には、前回好評だった「地方鉄道応援プロジェクトin鉄道技術展」が今回もイベント内で開催されることが楽しい。地方鉄道・その沿線地域の観光のPR、グッズの販売などを通じて、地方鉄道を応援する。
第9回鉄道技術展と第6回橋梁・トンネル技術展の主催は産経新聞社。










