ヤマハは欧州でスポーツヘリテイジモデル『XSR900GP』の2026年モデルを発表した。注目はそのカラーリングで、アメリカ初の世界チャンピオン、ケニー・ロバーツに敬意を表したイエローの「ストロボカラー」を採用している。
【画像30枚】「レジェンドイエロー」のヤマハ XSR900GP 2026年モデル
XSR900GPは、グランプリレースの黄金時代を席巻した数々の名レースバイクからインスピレーションを得たモデル。1980年代のグランプリマシン『YZR500』をオマージュした外装に、トルクフルなCP3エンジンを搭載。『XSR900』をベースとしながらもセパレートハンドル採用やそれに伴うライディングポジションの全面見直しを図るとともに、車体剛性をチューニング。ワインディングロードを心地よく駆け抜けることができる性能と、スポーティなハンドリングが堪能できる作り込みから、ベテランライダーを中心に熱狂的な支持を得ている。
ヤマハ XSR900GP 2026年モデル(レジェンドイエロー)2026年モデルのXSR900GPは、GPレースの歴史において最も影響力のある偉人の一人、ケニー・ロバーツに敬意を表したカラーリングを施した。アメリカ初の世界チャンピオンである「キング・ケニー」は、500ccクラスで3度のタイトルを獲得。ヤマハで13年間を過ごし、1975年のインディ500での活躍をはじめ、数々の記憶に残るパフォーマンスで多くのファンの心に刻まれたレジェンドだ。
「レジェンドイエロー」のカラーリングは、1970年代と80年代にロバーツが駆ったGP優勝マシンのYZR500を彷彿とさせるもの。これまでの「マルボロカラー」(欧州名:レジェンドレッド、日本名:シルキーホワイト)と同様に、往年のレースシーンを思い起こさせる。大胆なイエローとホワイトの配色に、象徴的なブラックの「スピードブロック」がアクセントとなっており、レトロながら新鮮さを感じさせるグラフィックとなっている。
ヤマハ XSR900GP 2026年モデル(レジェンドイエロー)
なお、欧州では従来のレッド×ホワイトカラーも継続して販売される。日本での販売に関しては未発表だが、発売となれば再び話題となることは間違いない。










