ステランティスジャパンは10月2日、フィアット『600』および『600e』について、車内情報システムの不具合によるリコールを国土交通省に届け出た。速度の確認ができなくなるおそれがある。
対象となるのは、2025年5月1日から7月23日にかけて輸入された2車種553台。600が552台、600eが1台となっている。
不具合は、車内情報システムの制御プログラムが不適切なため、タッチスクリーンとメータークラスター(速度計)が消灯し、速度の確認ができなくなるおそれがあるというもの。速度計、ナビゲーション、オーディオなどの統合システムに影響が及ぶ可能性もある。
改善措置として、全車両の車内情報システムの制御プログラムを対策仕様に更新する。プログラムの書き換えは、対象車両への遠隔配信にて配信し、使用者自身でインストールしてもらう方式を採用する。
今回のリコールは本国イタリアからの情報によるもので、現時点で日本国内での事故の報告はない。