日野自動車は、2026年1月3日から17日にかけてサウジアラビアで開催されるダカール・ラリー2026に「日野チームスガワラ」として参戦すると発表した。
チーム代表兼ドライバーは菅原照仁氏、総監督は小木曽聡氏が務める。全国販売会社のメカニック選考会で選抜された西東北日野自動車の田沢正和さん、南関東日野自動車の今川博貴さん、広島日野自動車の菊池拓実さんの3名がメカニックとしてチームに帯同する。
2026年大会では、2025年大会の車両(HINO600シリーズ)をベースに、悪路走破性向上によりレース中の平均車速を上げ上位入賞することを目指している。前回大会で得た解析データと乗員からのフィードバックをもとに、チームメンバーで議論を重ね、サスペンションの改良や前回大会でトラブルに見舞われたトランスファーの破損対策などを施し、更に戦闘力を上げた車両を開発する。
菅原照仁代表は「2025年大会では上位勢と互角に争える感触を得られた一方で、リタイヤに直結する深刻なトラブルにも見舞われた。そのピンチをチーム一丸となって乗り越えたことで、チーム力はより一層高まっている」とコメント。2026年大会に向けてはトラブルに対する改良に留まらず、攻めのマシン作りで更なる高みを目指すとしている。
日野は「世界一過酷なラリー」と言われる場で、全国から選び抜かれたメカニックと、改良を重ね熟成させた車両により最高の総合品質(トータルサポート品質×商品品質)を実現しゴールを目指す。そして、ラリーにかかわるすべての仲間のさらなる成長・活躍を目指し、35回目のダカール・ラリーに挑戦する。