メルセデスベンツは、ドイツのオフロード車見本市「アベンチャー・アルラッド」に、『ウニモグ』のキャンピングカーを出展した。
特装車メーカーのヘルゲート・エンジニアリング社は、「ウニモグU4023」をベースとした4台のレジャー・長距離モーターホームを展示した。これらの車両には「テネレX」というサブ名称が付けられており、トゥアレグ語で「何もないところ」や「砂漠の中の砂漠」を意味するテネレに由来している。
技術的には、切り替え可能な全輪駆動、縦方向・差動ロック、高い最低地上高、タイヤ空気圧制御システム、最大1.2mの渡河能力を備えている。コンパクトなサイズと小さな回転半径により、狭くて曲がりくねった山道や林道での運転が容易になる。

軽量な内装には、ダブルベッドと誘導加熱コンロ付きの広いキッチン、85リットル容量のコンプレッサー冷蔵庫、シャワーと独立したトイレを備えた専用バスルームが設置されている。さらに、給水・排水タンクとソーラーパネルにより、数日間の自給自足が可能だ。
ヘルゲート社のウニモグテネレXは、最大車両重量7.49tで実現できる。そのため、運転は普通免許で可能。この軽量化は、ボディ構造と家具製造における一貫した軽量構造、アドオン部品へのアルミ使用により実現されている。