8日の日経平均株価は前日比148円97銭高の3万6928円63銭と反発。米国株高、米政権の関税政策交渉の進展期待を背景に、主力株への買いが先行。買い一巡後は利益確定の売りに軟化する場面もあったが、引けにかけて堅調な動きとなった。
7日のニューヨークダウは前日比284ドル高の4万1113ドルと3日ぶりに反発。貿易問題を巡る米中間の緊張緩和に対する期待から主力株に買いが先行。米連邦公開市場委員会(FOMC)を無難に通過したことも、買い安心感をもたらした。
ハイテク株主体の米ナスダック市場も3日ぶりに反発。電気自動車(EV)のテスラは0.32%高。
外国為替市場では円相場が1ドル=144円台へ軟化したが、自動車株は総じて軟調。
トヨタ自動車が34.5円安の2671.5円と続落。後場入り後の決算発表で、2026年3月期の連結純利益予想を前期比34.9%減の3兆1000億円とする見通しを明らかにした。市場見通しの4兆1000億円を大幅に下回ったことから、発表を受けて下げに転じた。
ホンダ、日産自動車がさえない。
ほぼ全面安の中、スバル、マツダがしっかり。