英国の新興自動車ブランド「ゲットロスト」が、初の車両となる「プロジェクトサファリ」を発表した。このモデルは、ロータスのアイコニックな車種『エリーゼS1』を大胆に再解釈したものだ。
プロジェクトサファリは、ラリーからインスピレーションを得た性能、ロードトリップに適した実用性、そして革新的なデザインを1台に融合させている。創業者であるジョージ・ウィリアムズ氏は、「エリーゼをオフロード仕様にするというアイデアは馬鹿げて聞こえるかもしれない。だからこそ、全力で取り組んだ」と語る。

デザイン面では、エリーゼの流麗なカーブと鋭角的な要素を対比させている。カスタムルーフスクープ、独自の四角形ヘッドライト、高品質素材を使用した完全リデザインされたインテリアなどが特徴だ。
性能面でも大幅な改良が施されている。全地形対応タイヤ、カスタム設計のサスペンションシステムにより、地上高と車幅を増加させつつ、ボディコントロールを洗練。新しいパワートレインは強力で信頼性の高い性能を発揮する。さらに、リミテッドスリップデファレンシャルや油圧式ハンドブレーキなどの機能的アップグレードにより、ユニークで遊び心のある走りを実現している。

ゲットロスト社は、自動車写真家として名高いGFウィリアムズ氏が設立。モータースポーツ、デザインスタジオ、製造分野から集められた情熱的な多分野チームが開発を担当した。
プロジェクトサファリの顧客向け生産は2025年後半に開始予定。同社は現在、顧客や協力者、そしてこのビジョンに共感する人々からの問い合わせを歓迎している。