トヨタのEV『bZ4X』が、アメリカ3都市の芸術家たちによって独創的なアートカーへと生まれ変わった。
ボストン、ポートランド、リノの各都市から選ばれた芸術家たちが、それぞれの地元でbZ4Xをモチーフにした壁画を制作。その後、その壁画デザインでbZ4Xをラッピングし、フロリダ州マイアミで開催された権威あるアートウィークイベントに出展された。
ボストンのソフィー・タトル氏、ポートランドのブレイン・フォンタナ氏、リノのエリック・T・バーク氏が、このプロジェクトのビジョナリーな創作者として選ばれた。各芸術家は、自身の地元の特徴とbZ4Xのモダンな美学に焦点を当てた壁画コンセプトを展開した。

ボストン出身のタトル氏は、bZ4Xの曲線からインスピレーションを得て、円形の要素を強調したデザインを創作。マサチューセッツ州原産の多くの生物種を取り入れ、ダイナミックで刺激的な構図を生み出した。
リノのバーク氏は、bZ4Xの形状を基に、高層壁画を登っていくようなデザインを考案。明るく暖かい色彩の自然要素を選び、電気のイメージを表現した。bZ4Xの細長いリアライトは、春の始まりと環境の変化を象徴する、開花するポピーの形に変化した。

ポートランドのフォンタナ氏は、bZ4Xのボディとエンジニアリングを称える鮮やかな3Dスタイルの壁画で、車の曲線と輪郭をポートランドに持ち込んだ。太平洋岸北西部の鳥の羽、葉、湖、川のパターンなど、有機的で自然な画像を使用。また、生命の構成要素とbZ4Xの強さとデザイン要素を象徴する正二十面体の形を空間に配置した。
完成したアートカーは、マイアミのアートウィークイベントで展示され、イベント期間中は「移動式アート作品」として機能した。このプロジェクトは、電気自動車の新しい可能性を芸術的な視点から探求する、ユニークな取り組みとなった。