充電している! フェラーリが現在開発を進めている、ブランド初のBEV=バッテリー駆動フル電動モデルが、ヨーロッパのイオニティ充電ステーションで充電する様子を激写した。ワールドプレミアは、2025年10月が最有力となっている。
フェラーリBEVのプロトタイプは、これまでも目にされているが、充電中に目撃されるのはおそらく初めてだ。現在、ほぼすべてのハイブランドメーカーが、少なくとも1台の電気自動車をラインナップするようになり、フェラーリだけがまだだ。フェラーリは、最初のBEVモデルを2025年末に発表、2026年に市場に投入する予定で、遅れを挽回するだろう。
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プロトタイプの車体は依然としてマセラティ『レヴァンテ』、フェラーリ『プロサングエ』をベースにしており、最終的なボディシルエットは不明だ。フェラーリのベネデット・ヴィーニャ代表は最近、英『Autocar』誌に対して、BEVの計画は認めたが、それがスポーツカーなのか、セダンなのか、クロスオーバーなのか、それともSUVなのか、明らかにしなかったようだ。しかし最新情報によると、量産型はハッチバックのようなクロスオーバーになるという。
プロトタイプはフェンダーフレアが延長されていることから、トレッドが広いことがうかがえる。スクープカメラマンによると、このプロトタイプは前輪に23インチ、後輪には24インチのタイヤを装備していた。
もう一つの興味深いディテールは、屋根に取り付けられたシャークフィンのアンテナだ。黒く見えるが、時折緑や赤に点滅していたのだ。これは、何らかの充電状態インジケーターである可能性があるが、現段階では単なる推測に過ぎない。
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そのほか、わかっていることは、エキゾーストパイプはダミーであること、ドアはボタンで開くこと、複合充電システム(CCS)ポートを備えていることなど。
さらに価格が50万ドル以上(約7500万円)以上になる可能性が高いことも判明した。しかも、通常フェラーリは、車両本体価格の15~20%の金額で追加機能やカスタマイズを施すので、かなり高額になりそうだ。
フェラーリの電気自動車はマラネッロの同社キャンパス内の新しいeファクトリーで製造される。eファクトリーでは新たな生産ラインが建設されており、まもなく2025年春に稼働する予定だ。生産は内燃機関モデルから開始され、2026年に最初のBEVが追加される予定。さらにフェラーリは2車種のBEVを計画しているという。