スズキが昨年の「EICMA2024」(通称ミラノショー)でサプライズ発表し話題となった新型デュアルパーパス『DR-Z4S』とスーパーモト『DR-Z4SM』。3月のモーターサイクルショーでの日本初公開も予定されているこの2台、先行して販売を開始した北米でその価格が明らかになった。
北米での販売価格は、DR-Z4S、DR-Z4SMともに8999ドル(約136万円)となっている。2025年2月現在、日本での販売価格は未発表だが、もちろんこの北米価格がそのまま適用されるわけではない。日米で販売される他モデルとの価格差、為替レートを鑑みるに100万円を下回る、90万円台後半が有力とみられる。

2000年に登場した『DR-Z400S』を先祖に持つDR-Z4S/SM。シンプルかつ機能美が追求されたスタイリングに、最高出力38ps、最大トルク37Nmを発揮する398cc単気筒4バルブDOHCエンジンを搭載。スズキの最新電子制御「スズキ インテリジェント ライド システム(S.I.R.S.)を採用し、ライダーの好みや走行シーンに合わせた走りを実現する。さらに、トラクションコントロールシステム(STCS)には、オフロード走行に最適なGモード(グラベル)が設定されている。
DR-Z4Sの開発コンセプトは「Ready 4 Anything」。オンロード、オフロードを問わずライダーをどこへでも連れて行ってくれる能力があることを意味している。そしてスーパーモタードタイプのDR-Z4SMは「あなたの道。あなたの遊び場。」をコンセプトとし、「ライダーの自信をまったく新しいレベルに高める、忠実なパフォーマンスと自由度を提供する」モデルとなっている。

SNSでは「欲しくなっちゃうじゃん!」「楽しそう」など盛り上がりを見せているDR-Z4S/SM。まずは3月のモーターサイクルショーでの日本初披露に期待だ。