ENNEは、特定原付「ENNE」シリーズの2025年モデルを2月7日に発売する。
2025年モデルでは、「特定原付として最高のバッテリー性能」を謳い、新たにスマートフォンへの電力供給機能を搭載した。今回の改良は、ユーザーの声を反映し、さらなる利便性を追求しているという。
2023年6月に販売を開始した『ENNE T250』は、特定原付で唯一のペダル付き車種として、販売初日に1000台、累計で1万台を超えるヒットとなった。ENNE T250は、特定原付の制約の中で航続距離を伸ばすことをテーマに開発され、発電機構は特許を取得している。

2025年モデルでは、発電量を8倍に向上させた『ENNE T350 Pro』が発売される。モーターも250Wから350Wへとパワーアップし、リアキャリアに専用のコンバーターキットを搭載することで、50RPMから100RPMのケイデンスで発電機を回すことが可能となった。これにより、バッテリーと同程度の電圧を生成できる。
ENNE T350 Proは、ペダルをこぐことで発電を行い、バッテリー寿命を2倍に延ばすことが可能。普段は電動バイクとして使用でき、充電を忘れた場合や遠出した際にも、ペダルをこぐことでバッテリー切れを回避できる。
この発電機構は特許を取得しており、特定原付における航続距離向上に最も適した形として評価されている。