KTMは10月24日、『1390 SUPER ADVENTURE S』の2025年モデルを発表した。このモデルは、スピード、技術、そしてパワーを求めるライダーに向けて設計された。KTMのアドベンチャーシリーズにおいて「S」はストリート向けを示している。
2025年モデルでは、従来のクラッチとマニュアルギアボックスを採用し、より「ハンズオン」なライディングを楽しむことができる。さらに、5世代目のフロントレーダーがオプションとして用意される。スタイリングとエルゴノミクスも一新され、新しいボディデザイン、LEDヘッドライト、ウィンドシールド、収納スペースが追加された。
フレームの剛性が向上し、ハンドリングとトラックの安定性が改善された。足元のポジションも調整され、快適性が向上している。WPの最新セミアクティブテクノロジーが搭載され、PWMセンサーと新しいサスペンション構造により、精密なハンドリングが可能となった。
エンジン排気量は1300ccから1350ccに増加し、173psを9500rpmで、145Nmを8000rpmで発揮する。新しいCAMSHIFT技術により、低回転域での乗り心地が向上し、ピーク性能、低排出、燃費が改善された。
新しいV80ポートレートマウントタッチスクリーンTFTダッシュボードが導入され、厚手の手袋でも操作が可能。アンチグレアコーティングにより視認性も向上している。新しいRIDE MODESやコネクティビティ機能、オプションのアダプティブクルーズコントロールも利用できる。
この新型モデルは、2025年初頭にKTM正規ディーラーで発売される予定だ。