都営地下鉄・東京メトロでもルール無視する車軸データの改ざん発覚[新聞ウォッチ]

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  • 都営地下鉄・東京メトロでもルールを無視する車軸データの改ざんが発覚(写真は都営大江戸線)

日野自動車やダイハツ工業を含むトヨタグループなど自動車メーカーの相次ぐ不正発覚が一巡したわけでもないだろうが、安全に関わるルールを無視するデータ改ざんなどの不正問題が鉄道各社にも飛び火しているようだ。

先週末にはJR貨物で車軸に日本産業規格(JIS)の基準を超す圧力がかかってもデータを改ざんするなどの不正が発覚したばかりだったが、東京メトロでも、列車の車輪と車軸からなる「輪軸」の組み立て作業で、社内で定めた基準を超す圧力をかけていた車軸が225本もあったという。

また、車軸の組み立てを東京メトロに委託している東葉高速鉄道で2本、埼玉高速鉄道でも6本の車軸が基準値を超えていることも判明。東京メトロによると、車軸組み立て作業をしていたグループ会社が記録を手動で書き換える不正があったことを認めている。

さらに、都営地下鉄や都電荒川線を運行する東京都交通局でも、都営三田線、新宿線、大江戸線などの車両で、車輪と車軸からなる「輪軸」の組み立て作業時にかけた圧力を、局の基準内に収まったように記録を改ざんする不正が車軸467本であったと発表。ただ、車軸を交換する大江戸線の1本を除くと基準値に満たない圧力で取り付けていたものの、緊急点検では車輪に緩みがなく安全と判断したという。

きょうの各紙も「都営・メトロも記録改ざん、車軸計700本で基準外圧力」などと取り上げている。改ざんが明らかになったほとんどの車両は「運行に影響はない」とみられるが、国土交通省は、東京メトロなどに対しても、鉄道事業法に基づき立ち入り検査を実施するほか、全国の鉄道事業者に作業記録などの緊急点検と報告を指示しており「問題はさらに広がる可能性がある」とも伝えている。

2024年9月19日付

●知床26人死亡社長逮捕、観光船沈没、海保、運航中止義務怠る (読売・1面)

●訪日客8月も勢い持続、外資ホテルは積極投資、コロナ前比16.4%増 (読売・6面)

●EPA交渉入り、日・UAE合意、自動車輸出に期待 (朝日・7面)

●ローソンにKDDI経営参画、AI活用「未来のコンビニ」へ (毎日・6面)

●都営地下鉄も改ざん、車軸データ、都電、東京メトロも (毎日・21面)

●低炭素社会へPR、油圧・空気圧・水圧見本市が開幕(産経・10面)

●電通グループに罰金3億円求刑、五輪談合、地裁公判 (東京・23面)

●日鉄、買収計画を再申請、USスチール、米大統領選後に可否(日経・1面)

●企業ブランド調査、ヤマト、2年連続で首位 (日経・14面)

《福田俊之》

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