トヨタは現在、ランドクルーザーの弟分にあたる『ランドクルーザー プラド』次期型と思われる新型車のティザーキャンペーンを展開中だ。先行して発表されたレクサス『GX』のトヨタ版にあたる新型プラドは、果たしてどのような進化を果たすのか? その最終デザインを大予想した。
◆14年ぶりのフルモデルチェンジへ!
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初代プラドは70系ランドクルーザーの派生モデルとして誕生。当初はランクルの廉価版的なイメージが持たれていたが、1996年に登場した2代目以降は大型化と高級化が加速。2009年から販売されている現行型の第4世代は、マイナーチェンジを繰り返しながら独立した一つのブランドとしてその地位を築いてきた。
トヨタが公開したティザーイメージでは、短いオーバーハングとレトロなタッチを備えたボクシーなシルエット見えたものの、ディテールは隠されていた。新型では、フルサイズのランドクルーザーと同じボディオンフレームのプラットフォームに採用。レクサスGXと多くの共通点を持つことがわかっている。
次期型のパワートレインは、最高出力250psレベルを発揮する新開発の2.4リットル直列4気筒エンジンと、最高出力150psの電気モーターを組み合わせたハイブリッドが目玉で、システム合計の最高出力は400psに迫る可能性もありそうだ。
◆レクサスGXとは違う、ランクルらしさを表現!
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おなじみ「KOLESA RU」の協力を得て作成した予想CG。基本はティザーから見えたレクサスGXに倣い、ボクシーで直線的なエッジが際立った面構成としながらも、フロントデザインに300系ランクルとの共通性を持たせた。大きく「TOYOTA」と書かれたグリルのロゴに連なるような、L字型のLEDデイタイムランニングライトを特徴とした。
リアエンドはあえてレクサスGXと差別化し、レクサスのトレンドである一直線のLEDテールランプではなく、左右が独立した力強いテールランプとした。垂直に切り立ったCピラーやスクエアなリアウインドウは、レクサスGXの共通のポイントだ。
新型プラドは、これまで系譜が途絶えていた米国市場から投入される見通しだ。大きくは2つのグレード展開となり、上位にはTRD Proからインスピレーションを得た、「オフロードアップグレード」が採用されると噂されている。
正式発表は近い。14年ぶりのオールニュー・プラドに注目だ。