480万円のセレナ、最上級グレード「LUXION」は標準モデルとどこがが違う?

日産 セレナ LUXION
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4月20日にデビューした日産自動車の新型『セレナ』。その中でも「LUXION(ルキシオン)」は、専用インテリアを採用し、通常走行時でのハンズフリー運転を実現したプロパイロット2.0が搭載された最上位モデルだ。今回は新型セレナ、そしてLUXIONの特徴を紹介しよう。

LUXION限定のエクステリアも

水平方向に伸びるクロームグリルが印象的なフロントマスク水平方向に伸びるクロームグリルが印象的なフロントマスク

新型セレナのエクステリアで強い印象を放つのが、大型のクロームグリルが採用されたフロントマスクだ。水平方向に伸びるグリルは、左右のヘッドライトをシームレスに結びつける。よく見ると水平方向に伸びるグリルに対して、ヘッドライトは縦型となっており個性的な表情を生み出している。夜間の点灯時にもセレナであることがひと目でわかるデザインにした、とデザイナーは語っている。

ヘッドライトから伸びる「フェンダーフィニッシャー」は「LUXION」専用だ。ヘッドライトから伸びる「フェンダーフィニッシャー」は「LUXION」専用だ。

サイドに目を向けると、ヘッドライトから、Aピラーの三角窓の間には、ガンメタ塗装が施された「フェンダーフィニッシャー」が目に留まる。これはLUXION専用パーツとして設定されているものだ。(標準モデルはブラック)

◆LUXIONは2列目2人がけのキャプテンシートで7人乗り その狙いとは

「LUXION」の2列目シートは専用のキャプテンシートとなっている。「LUXION」の2列目シートは専用のキャプテンシートとなっている。

LUXIONの特徴の一つとして挙げられるのがシート構成。新型セレナの標準モデルは8人乗りが採用されている一方で、LUXIONの定員は7人。2列目がキャプテンシートになっているのが大きな違いだ。他グレードでは、2列目シートがベンチシートとなっていながら、シートをセパレートしてキャプテンシート風に変形させることもできる。

LUXIONのシートには専用の合皮が使われているが、ドアトリムからインストルメントパネル、ステッチと連続して繋がる合皮のクロスもLUXION専用品となっており、全体としての質感が統一されている。また、LUXIONはドアガラスを遮音ガラスとするなど、車内空間の静粛性、快適性を追求しているのもポイントだ。7人乗りというレイアウトは、質を追求したLUXIONのコンセプトが現れた形であると解釈できる。

◆一体化したメーターディスプレイとセンターディスプレイは、機能性とデザインを両立

「LUXION」ダッシュボード周り総観。Aピラー脇の三角窓が視野を広げている。「LUXION」ダッシュボード周り総観。Aピラー脇の三角窓が視野を広げている。

運転席側を見ると、まず目を惹くのが12.3インチサイズの中央モニターだ。視認性、操作性に優れる大型ディスプレイは、LUXIONにのみ標準装備となっている。タブレット型ディスプレイを採用するクルマが多い中で、ダッシュボードに埋め込まれたディスプレイ、というスタイルが採用された背景には、ヒトの視点移動は、水平方向に行われることで自然で情報処理に効率的である、という開発者の人間工学的分析がある。また、ダッシュボード全体に水平方向に広がるデザインの流れが作られており、室内空間の演出にも機能していることが分かる。

プロパイロット2.0を標準搭載するのはLUXIONのみ

プロパイロット2.0作動中のセレナ LUXIONプロパイロット2.0作動中のセレナ LUXION

最上位グレードとして設定されたLUXIONは、500万円以下の製品としては、初めてプロパイロット2.0を搭載する。その機能は、高精度地図情報と準天頂衛星を利用したcm単位の測位技術を併用し、部分的に自動運転を可能にするもの。プロパイロット2.0では、通常速度のハンズオフを可能になっている。さらに、車線を跨いでの運転支援や、先行車の追い抜きを提案し、ドライバーが承認すると自動的に追い抜きをする機能を搭載する。

なお、他グレードには、単一車線版の「プロパイロット」が設定されている。

セレナ LUXIONの価格は479万8200円となっている。

日産 セレナ LUXION日産 セレナ LUXION
《大矢根洋》

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