【F1 マイアミGP】フェルスタッペンが今季3勝目、レッドブル・ホンダが今季4度目のワンツーフィニッシュ

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アメリカ・マイアミインターナショナルサーキットで7日(現地時間)、F1マイアミGPの決勝レースが行われ、9番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が優勝。レッドブル・ホンダは今季4度目のワンツーフィニッシュを飾った。

前日に行われた予選は、最後のアタック中にコースアウトしたマシンがあり中断されたため、いつもと違うメンバーが上位グリッドを獲得してきた。序盤のアタックでしっかりタイムを記録したセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)はしっかりポールポジションを獲得。そしてフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)が2番手、カルロス・サインツ(フェラーリ)が3番手、ケビン・マグヌッセン(ハース)が4番手、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)が5番手、ジョージ・ラッセル(メルセデス)が6番手につけてきた。

ランキングトップのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は序盤のアタックでミスを犯し、ノータイムで9番手。同じく序盤のアタックでミスを犯したシャルル・ルクレール(フェラーリ)は7番手となった。ルイス・ハミルトン(メルセデス)に至ってはQ3に進むこともできず13番手と、中断からのスタートとなる。

57周の決勝レースはスタートで4位以下に大きな順位変動があった。4番手スタートのマグヌッセンが3つ順位を落とし、ガスリーが4位、ラッセルが5位、ルクレールが6位に浮上。その後方では8番手スタートのエステバン・オコン(アルピーヌ)が10位に転落し、10番手スタートのバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)がフェルスタッペンをも抜いて8位に上がってきた。

しかしフェルスタッペンは4周目に6位に上がると、9周目に5位、10周目に4位、15周目に2台抜いて2位と数々のオーバーテイクを決めて上位に浮上。ここからトップを走るチームメイト、ペレスを追った。ペレスはミディアムタイヤでスタートし、早目のピットインでハードタイヤに交換する作戦だが、フェルスタッペンはハードタイヤで後半までピットインを伸ばし、残りをミディアムタイヤで走る作戦と、チーム内で作戦が分かれていた。

ペレスがピットインしたのは21周目。これでフェルスタッペンがトップに立った。ペレスは約17秒後方でコースに戻ったが、フェルスタッペンの前でゴールするためにはこの差を10秒程度まで縮めなければならない。周回を重ねたハードタイヤを履くフェルスタッペンと、新品のハードタイヤを履くペレス。一見ペレスの方が有利かと思われたが、フェルスタッペンは渾身の走りで好タイムを連発して逃げ、18秒差となった46周目にピットに飛び込んだ。

フェルスタッペンがコースに戻るとペレスは1.2秒先を走っていたが、新品のミディアムタイヤと周回を重ねたハードタイヤの差は大きく、フェルスタッペンは一気にオーバーテイクを決めてトップを奪還。残り10周、2位のペレスを引き離し、フェルスタッペンが今季3勝目を飾った。

2位はペレスで、レッドブル・ホンダは今季5レース中4レースでのワンツーフィニッシュを達成。3位はアロンソで、こちらも5レース中4レースで3位表彰台フィニッシュとなった。

4位はラッセル、5位はサインツ。そして13番手スタートのハミルトンが6位でチェッカーを受けた。

■角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は入賞まであと一歩の11位フィニッシュ

アルファタウリ・ホンダはニック・デ・フリース(アルファタウリ・ホンダ)が予選で初めて角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)に勝ち15番手を獲得。角田は苦戦し、17番手スタートとなった。デ・フリースはスタート直後に最後尾まで順位を下げ、角田は逆に15位に浮上。何度もオーバーテイクを決めて22周目には8位まで上がってきた。ハードタイヤでスタートした角田は47周目にピットイン。ミディアムタイヤに交換して14位でコースに戻った。ここからも角田は何度もオーバーテイクを決めたが、51周目にバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)を抜いて11位となった時点で10位との差は約5秒。残り6周でその差を覆すことは叶わず、3戦連続入賞となる10位まで1.364秒差の11位でチェッカーを受けた。デ・フリースは苦戦したが、17位でチェッカーを受けた。

次戦、F1第6戦エミリア・ロマーニャGPは5月19日から21日の日程で開催される。

■マイアミGP 決勝レース結果

1. マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2. セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
3. フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)
4. ジョージ・ラッセル(メルセデス)
5. カルロス・サインツ(フェラーリ)
6. ルイス・ハミルトン(メルセデス)
7. シャルル・ルクレール(フェラーリ)
8. ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
9. エステバン・オコン(アルピーヌ)
10. ケビン・マグヌッセン(ハース)
11. 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
12. ランス・ストロール(アストンマーチン)
13. バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
14. アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)
15. ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
16. 周冠宇(アルファロメオ)
17. ランド・ノリス(マクラーレン)
18. ニック・デ・フリース(アルファタウリ・ホンダ)
19. オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
20. ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
全車完走

《藤木充啓》

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