4モーターで2000馬力、フォードのEVミニバン…パイクスピーク2023参戦へ

フォード・プロ・エレクトリック・スーパーバン
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フォードモーターは2月23日、米国で6月に開催される「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」に、高性能商用EV、フォード『スーパーバン4』(Ford SuperVan 4)で参戦すると発表した。

同車は2022年6月、「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」において、フォード『プロ・エレクトリック・スーパーバン』として初公開された。フォードの欧州における主力商用車『トランジット』のEV版『Eトランジットカスタム』をモチーフにしたスタイリングを持つハイパフォーマンスEVミニバンの提案だ。

プロ・エレクトリック・スーパーバンは、モーターを4基搭載する4WDで、システム全体で約2000psのパワーを獲得する。バッテリーは蓄電容量が50kWh。0~100km/h加速は2秒以下の性能を可能にした。

フォードモーターは、2023年のパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに、スーパーバン4で参戦する。ドライバーには、ルマン24時間耐久レースを3度制したロマン・デュマ選手を起用する。フォードは、スーパーバン4について、カーボン複合素材製ボディ、FIA(国際自動車連盟)認定のロールケージ、調整可能な回生ブレーキなどヒルクライムに適したマシン、としている。

《森脇稔》

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