ジープ ラングラー「ルビコン」、20周年記念車に史上最強のV8搭載…シカゴモーターショー2023

新デザインの7スロットグリル

6.4リットルV8自然吸気エンジンは最大出力470hp

「アクティブデュアルモードエキゾースト」

ジープ・ラングラー・ルビコン 392 の「20thアニバーサリー・エディション」(シカゴモーターショー2023)
  • ジープ・ラングラー・ルビコン 392 の「20thアニバーサリー・エディション」(シカゴモーターショー2023)
  • ジープ・ラングラー・ルビコン 392 の「20thアニバーサリー・エディション」
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ジープは2月9日、米国で開幕したシカゴモーターショー2023において、オフロードSUV『ラングラー・ルビコン』(Jeep Wrangler Rubicon)の「20thアニバーサリー・エディション」を初公開した。

◆新デザインの7スロットグリル

ジープ・ラングラー・ルビコン 392 の「20thアニバーサリー・エディション」ジープ・ラングラー・ルビコン 392 の「20thアニバーサリー・エディション」

20年前、「ルナティック・フリンジ」と呼ばれる熱狂的なジープのエンジニア達は、オフロード性能を高めた初代ラングラー・ルビコンを開発した。初代ラングラー・ルビコンの誕生につながった決意と創意工夫の精神が、20thアニバーサリー・エディションに受け継がれているという。

20thアニバーサリー・エディションには、新デザインの7スロットグリル、ビードロック対応ホイール、83点で構成されたツールキット、トリプルフープグリルガード、スチール製バンパー、0.5インチのサスペンションリフト、20周年記念デカールなどを装備した。

「エクストリーム・リーコン・パッケージ」を標準装備した。35インチサイズのBFグッドリッチ「KO2」オールテレーンタイヤ「LT315/70R17C」を、フレアしたフェンダーエクステンション内に装着する。また、純正用品ブランドの「モパー」によるヒンジゲート補強をはじめ、モパー製のジャックスペーサーやタイヤリロケーションキットが装着された。リアアクスルレシオは4.56対1とし、専用チューニングが施されたショックアブソーバーを備えている。

◆6.4リットルV8自然吸気エンジンは最大出力470hp

20thアニバーサリー・エディションは、「ルビコン392」グレードが選択できる。パワートレインは、6.4リットルV型8気筒ガソリン自然吸気エンジンだ。車名の「392」とは、V8エンジンの排気量の6.4リットルが、392立方インチであることに由来している。

6.4リットルV型8気筒ガソリン自然吸気エンジンは、最大出力470hp、最大トルクは65kgmを発生する。0~96km/h加速は4.5 秒、0~400m加速は13秒。最も速く、最も強力なラングラーという。

オンロードとオフロードのパフォーマンスにとって重要なのは、V8エンジンのピークトルクのおよそ75%が、ほぼアイドリング回転数の領域から得られることだ。これにより、急勾配でのエキサイティングなパフォーマンスを可能にしている。

このV8エンジンには、気筒休止テクノロジーを採用する。高速道路でのクルージングなど、エンジン負荷が少ない場合に、8気筒の半分の4気筒を休止する。燃料タンクに取り付けられた高性能ポンプは、過酷な条件下でもV8エンジンに燃料を供給し続ける。

◆「アクティブデュアルモードエキゾースト」

「アクティブデュアルモードエキゾースト」を標準装備した。システムは自動的に作動し、エンジン負荷が高い時、排気システムのバルブを開き、排気背圧を低減する。ドライバーはボタンを押して、システムを作動させることも可能だ。デュアルパイプパフォーマンスエキゾーストシステムには、クワッドテールパイプが備わる。

トランスミッションは、パフォーマンスを重視した高トルク対応の8速AT「TorqueFlite8HP75」。走行条件に応じて、素早いギアチェンジを実現する。パフォーマンスステアリングホイールには、アルミ製パドルシフトが付く。

8速ATのギア比は、オフロードから高速道路まで対応する最適な設定とした。各ギア間のステップを、小さくしている。

《森脇稔》

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