スバル 社内向け「モータースポーツ感謝の集い」を研究実験センターで実施

スバル モータースポーツ感謝の集い
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スバルは2日、栃木県にあるスバル研究実験センターで、社内向けに今年度のSUPER GTとスーパー耐久の参戦報告会を実施した。テストコースでSUPER GTに参戦するBRZ GT300と、スーパー耐久に参戦するBRZ、そしてドライビングアカデミーのBRZの3台が走行した。

「モータースポーツ感謝の集い」と題された今回のイベントは、スバル社内向けに行われた報告会。2021年にSUPER GT総監督に小澤正弘氏が就任してから、「スバルの社員の皆さんにも報告会を行いたい」と言ったのが始まりだという。

「2015年ころまではSTIもある東京三鷹市にある、三鷹事業所で同様のイベントは行われていました。SUPER GTの活動はそれほど多くの活動費をかけているわけではなく、STI、R&Dスポーツ、そしてスバルの皆様に協力してもらいながら知恵を出し合って行っている。その協力に対して感謝の意味も含め、スバルの皆様に我々のレースの思いなどを伝えて、これからも一丸となってやっていきましょう。ということで、三鷹事業所、群馬県の群馬製作所、そしてこの栃木県のスバル研究実験センター(SKC)で行うようになりました」と小澤総監督はこの報告会の主旨を説明した。

今年からスーパー耐久にTeam SDA Engineering として、カーボンニュートラル燃料を使った61号車 SUBARU BRZ CNF Conceptが参戦している。この車両の研究開発、実験、組み立て、走行テストなどはすべてこのSKCにいるメンバーが主体となって行われており、Team SDA Engineeringの本井雅人監督はSKCのセンター長でもある。今回の報告会にはスーパー耐久に関わる三鷹、群馬のメンバーも参加しているという。

平日の研究実験センターでの撮影許可はほぼ無いと言われる中、今回は特別にメディアにも公開され、オーバルコースではSUBARU BRZ R&D SPORTの 61号車BRZ GT300を山内選手がドライブ、Team SDA Engineering の61号車 SUBARU BRZ CNF Conceptを井口選手がドライブ、そして Team SDA Engineeringの由来となったSDA(スバル・ドライビング・アカデミー)のBRZ を社員ドライバーがドライブし、3台がフォーメーションを入れ替えながらコースを周回した。

走行後にはGT300マシンと BRZ CNF Conceptが並んで展示され、社員がGTマシンのエンジンやパイピングの取り回し方法、エアロの作り方などじっくり見学する姿が見られた。

トークショーで井口選手は「前回はチャンピオンを獲った報告会でここ来ましたが、今回はチャンピオン報告会ではないのが残念ですが、チャンピオン争いをできたことは、スバルで働いてる方々と、この車両に携わっている方々のおかげでもあります」と挨拶をし、山内選手は「なかなか皆様と話せる機会も無いですし、少しでもコミュニケーションをとって、よりみんなで一緒に一体感を持ちながらレースをできればと思っています」と挨拶をした。

業務を終えたSUBARU BRZ CNF Conceptの社員ドライバーの廣田光一も駆けつけて「初めてスーパー耐久に参加してすごいことしたな。ルーキーレーシングさんも含めてワクワクしたなかで今シーズン、レースをできたのはすごい良かった」と今シーズンを振り返った。

来シーズンに向けて廣田選手は「速さももちろんですが、車作りも耐久レースなので強くしていかなくてはならない、来年は新しいメンバーも入ると思うので、その仲間も含めて車作りをしっかりやっていきたい」と語った。

井口選手は「ずっとスバルで走らせていただき、ファンの皆さんの応援も熱いですし、SKC、群馬、三鷹でも多くの方が来てくださって、関わっていただいた皆さんに笑顔を届けないといけないなと思います。SUPER GTにプラスしてスーパー耐久の活動ではユーザが乗る車に対してどれだけ良い車作りができるかという挑戦も続くと思います。スバルファミリーとして笑顔をたくさん作れるようにしていきたいと思います」と語った。

山内選手は「レースを通じて結果を残すことが大事ですが、結果を残すことでレースの魅力をたくさんの人に伝えていきたいと思います。1人でも多くの人にスバルの魅力を伝えられるように努力していきたいと思います。そうすることでどんどん大きな輪になっていくと思うので、皆さんとコミュニケーションをとって、少しでも大きな輪になっていければと思っています。スバル全体を盛り上げていきたい。スーパー耐久もファンが多くなってきていて、旗を振ってくれるファンが増えてきているので、一人でも多くスバルを応援してくれるファンを増やしたい」と語った。

《雪岡直樹》

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