eve autonomyは11月30日、ヤマハ発動機およびティアフォーと開発を進めてきた自動搬送サービス「eve auto」の提供を開始すると発表した。自動運転EVによる自動搬送の商用サービスは国内初の取り組みとなる。
労働人口減少やコロナ禍により、業務の自動化やカーボンニュートラルに向けた取り組みが加速する中、屋外搬送については「人」による搬送が続いている。屋外搬送は、従来のAGV(無人搬送車)では対応が難しいこと、トラック・乗用車・自転車など他の車両や歩行者が混在する走行環境であること、埋設した電磁誘導線などによる搬送ルートの固定化が難しいことが課題となっていた。
eve autonomyでは、これらの課題を技術的に解決するため、ヤマハ発動機が車体開発した自動搬送サービス向け小型EVにティアフォーの商用ソフトウェアプラットフォーム「Pilot.Auto」「Web.Auto」を適用して屋外環境に対応する自動搬送サービス「eve auto」を開発し、今回サービス提供することとなった。