トヨタ ノア&ヴォクシー など6万台リコール…車線維持支援システムなどに不具合

トヨタ ノア(参考画像)
  • トヨタ ノア(参考画像)
  • 対象車種
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  • 改善箇所(レーントレーシングアシスト)
  • 改善箇所(ディスプレイオーディオ)

トヨタ自動車は9月1日、『ノア』『ヴォクシー』など8車種について、レーントレーシングアシスト(LTA)、ディスプレイオーディオ、電動パーキングブレーキに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのはトヨタ『ノア』『ヴォクシー』『bZ4X』、レクサス『NX250』『NX350』『NX350h』『NX450h+』、スバル『ソルテラ』の8車種で、2021年9月1日から2022年8月9日に製造された6万0258台。

LTAはレーダークルーズコントロールの作動中、車線維持に必要なハンドル操作を支援するシステム。今回、制御プログラムが不適切なため、ハンドル舵角の中立位置のずれにより、LTAでのハンドル操舵の補正が不足するものがあることが発覚。カーブと車両速度の状況によっては、早期に警報が作動して、運転者による操舵が必要となり、保安基準第11条(かじ取り装置)に適合しないおそれがある。

対象となるのは4万9651台。改善措置として、全車両、LTA用制御コンピュータのプログラムを対策仕様に修正する。不具合および事故は起きていない。社内からの情報により発見した。

ディスプレイオーディオについては、制御プログラムが不適切なため、ナビのルート案内中に車両を再始動し、直後にパノラミックビューモニターの映像を表示した場合、ナビ案内図を車両左側の映像に重ねて表示する場合がある。そのため、車両左側の映像が確認できず、保安基準第44条(後写鏡等の基準)に適合しないおそれがある。

対象となるのは3万0721台(ソルテラ/bZ4X、は対象外)。改善措置として、全車両、LTA用制御コンピュータのプログラムを対策仕様に修正する。不具合および事故は起きていない。社内からの情報により発見した。

電動パーキングブレーキについては、制御コンピュータ電源回路の異常検出プログラムが不適切なため、回路内で発生する一時的な応答遅れを異常と誤判定することがある。そのため、警告灯が点灯して、電動パーキングブレーキが作動しないおそれがある。

対象となるのは2万7599台(ソルテラ/bZ4X、NX450h+/350hは対象外)。改善措置として、全車両、ブレーキアクチュエータ用制御コンピュータのプログラムを対策仕様に修正する。不具合は15件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。


《纐纈敏也@DAYS》

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