7月5日未明に長崎県佐世保市付近に上陸した台風4号は9時頃に温帯低気圧に変わったが、四国は高知県内を中心に鉄道への影響が続いている(いずれも15時時点の情報)。
JR四国では、予土線、土讃線、牟岐線で一部区間が運行見合せとなっている。
予土線では若井(窪川)~北宇和島(宇和島)間全線で運行を見合わせており、窪川~十川間では四万十交通による代行輸送が実施されている。

土讃線では阿波池田~窪川間で特急が、大歩危~土佐山田間と高知~窪川間では普通列車がそれぞれ運行を見合わせており、後免~伊野間ではとさでん交通による代行輸送が実施されている。

牟岐線では阿南~阿波海南間で運行を見合わせており、阿波海南駅(徳島県海陽町)で接続する阿佐海岸鉄道のDual Mode Vehicle(DMV)も運行を見合わせている。
土讃線と接続する土佐くろしお鉄道では、中村線(窪川~中村)、宿毛線(中村~宿毛)、ごめん・なはり線(後免~奈半利)全線で運行を見合せている。
いずれも天候の回復を待ち、安全確認が行なわれた時点での再開となる。

JR九州では、特急『かもめ』『ソニック』『ゆふいんの森』『九州横断特急』『あそ』で運休が発生しているが、運行見合せとなっている線区は日南線青島~志布志間のみとなっている。

JR西日本では運行見合せが発生していないが、7月5日から6日にかけて山陽本線や山陰本線、両線を結ぶ中国地方の各線で運休の可能性があるとしている。