フェラーリ初のEVは2025年、新型15車種を計画…2026年までに

フェラーリ SF90 ストラダーレ(参考)
  • フェラーリ SF90 ストラダーレ(参考)
  • フェラーリ 296GTS(参考)
  • フェラーリ 296GTS(参考)
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フェラーリ(Ferrari)は6月16日、2022~2026年の戦略計画を明らかにし、2023~2026年に15の新型車を発売すると発表した。2025年には、フェラーリ初のEVを発表する予定だ。

フェラーリは、さらに電動化を進めていく。2026年までに、ラインナップの60%をプラグインハイブリッド車(PHV)&EVとし、残る40%を内燃エンジン車にする。2030年までにはEVの比率を高め、EVを40%、PHVを40%、内燃エンジン車を20%にすることを目指す。

フェラーリは2009年以来、PHVがパフォーマンスを向上させるための適切なテクノロジーであることを実証し、レーシングカーからの技術移転を進めてきた。今後、PHVのパフォーマンスをさらに向上させていく。

EVについては、レースからのノウハウを応用しつつ、精密機械や流体力学、ソフトウェアなど、内燃エンジン車との共通点を活用しながら、開発を進める。2025年に発表される予定のブランド初のEVは、フェラーリの伝統を受け継ぎながら、運転のスリルを引き上げる幅広いノウハウを導入する。レーシングカーのノウハウを活用したシステムにより、フェラーリの名前にふさわしいEVとし、出力密度、重量、サウンド、ドライビングエモーションなど、あらゆる側面で際立った存在を目指すという。

EVに搭載されるバッテリーに関しては、フェラーリのイタリア・マラネッロ本社工場で組み立てる計画だ。ハンドメイドのバッテリーモジュールは軽量構造で、パフォーマンスを向上させ、フェラーリならでは走行体験を生み出すことを重視し、車両に組み込まれる、としている。


《森脇稔》

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