ヤマハ トリシティ300、「スタンディングアシスト」の使用停止をユーザーに要請

ヤマハ トリシティ300
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ヤマハ発動機は5月23日、三輪モデル『トリシティ300』について、停車時などに自立を補助する「スタンディングアシスト」に不具合があるとして、国土交通省に改善対策を届け出た。対象となるのは2020年7月28日~2021年6月24日に製造された1311台。

スタンディングアシストは、自然なリーンを生み出すLMW機構のパラレログラムリンク上部に取り付けられたスタンディングアシストディスクを電動のキャリパーでロックし、車両の自立をアシストする仕組み。

ヤマハ発動機では2022年3月8日、スタンディングアシストのディスクを対策品に交換する改善対策を届け出たが、改善措置前と同様に、スタンディングアシストの解除操作をしてもキャリパーのパッドがディスクから離れず、自立の補助が維持される場合がある。そのため、最悪の場合、カーブ等で車両を傾けられず転倒するおそれがある。

今回、暫定対策として、使用者にスタンディングアシストの使用停止を要請。恒久対策が決定し次第、改めて措置を実施する。

不具合は3件発生、事故は起きていない。市場からの情報により再度改善対策を届け出た。


《纐纈敏也@DAYS》

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